こんにちは。いりこです。
2025年、いよいよ第19回ショパン国際コンクールが動き始めました!
4月23日からはワルシャワで予備予選が開催されています。
そんなショパン、筆者が最初に覚えて好きになった作曲家であり、初めて弾いた本格的なクラシックの作曲家であり、心象風景の一部となっています。
ショパンが生まれた土地、あのポロネーズやマズルカが生まれた空気、子供のころから夢だったポーランドにこの度行ってきました(1年近く前の話、、笑)。
今回は、ショパン・ファンなら一度は訪れたい「ショパンの生家(ジェラゾヴァ・ヴォラ)」と「聖十字架教会」について、アクセス情報・見学ポイント・体験談を詳しく紹介します。
ショパンの生家~ジェラゾヴァ・ヴォラ~
ショパンの生家 -大作曲家が生まれた静かな村:ジェラゾヴァ・ヴォラ-
ショパンの生家があるのは、ワルシャワから西へ約50kmの小さな村、ジェラゾヴァ・ヴォラ(Żelazowa Wola、筆者は一生覚えられる気がしません)。ポーランドの大自然に囲まれたその場所には、1810年に生まれたショパンが幼少期を過ごした家が今も静かに佇んでいます。
あまりに静かに佇んでいる平屋なので、最初はお手洗いの建物かと思いました、笑。
現在ではショパン博物館(ワルシャワ)の一部門として整備されており、建物内部や庭園を見学できるほか、週末にはサロンコンサートが行われることもあります。館内ではショパンゆかりの品々や家族の肖像、当時の暮らしを再現した展示が丁寧に整えられ、彼の原点に触れることができます。
いやー、これは感慨深かったです。敷地内はほとんどがお庭。見渡す限り緑の草木、木漏れ日。そして一定間隔で、ショパンの曲が流れています。
入場料は約1,200円(30zł)。とにかく庭が広いので1時間くらいはゆったり楽しめます。
ジェラゾヴァ・ヴォラへの行き方
このジェラゾヴァ・ヴォラ、自力で行こうと思うとなかなか情報が出てこないんですよね・・・
市内からバスで行く方法もあるようですが、
- まずバス停が見つけにくい
- 夏だったからか運航していなさそう
ということで、筆者は「電車+タクシー」で行きました。
片道40分、1,400円くらいでした。
ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)からソハチェフ駅(Sochaczew)までの電車移動
ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)からソハチェフ駅(Sochaczew)までは、ポーランド国鉄(PKP Intercity)の列車が運行しています。
所要時間は約40分で、料金は約700円(20 zł、帰りはオンラインで購入して19.5zł)でした。
チケットは駅の窓口と公式アプリで購入できます。事前にオンラインで購入するとスムーズではあります。
ソハチェフ駅からジェラゾヴァ・ヴォラへのタクシー移動
ソハチェフ駅からショパンの生家まではタクシーで10分くらいでした、料金は600円(15zł)前後です。ヨーロッパで一般的な配車アプリ「Bolt」が対応しており、配車から10分ちょっとで乗ることができました。
聖十字架教会:ショパンの心臓が眠る教会
聖十字架教会~心臓だけでも祖国に~
ワルシャワ中心部、歴史的なクラクフ郊外通りに位置する聖十字架教会(Bazylika Świętego Krzyża)、17世紀に建てられたこの教会は、ポーランド独立運動やワルシャワ蜂起の舞台にもなった歴史的な場所です。
しかし、クラシック音楽ファンにとって、なんといってもこの教会は「ショパンの心臓が眠る場所」として、特別な場所として知られています。
1830年、国外に活躍の場を広げていたショパンは、ウィーンへと旅立ちます。そしてそれが、二度と戻ることのない祖国との別れとなりました、わずか20歳の時。
ショパンは以降、生涯ポーランドの地を踏むことはなく、祖国を想い続けながら、パリで39年の生涯を閉じることになります。その最後の願いが、「自分の心臓だけでも祖国に持ち帰ってほしい」という切実な遺言、当時は遺体の移動が制限されていたため、姉ルドヴィカによって心臓だけがワルシャワへと運ばれました。
ショパンの命日である10月17日には、この教会で追悼ミサが行われます。
ショパン国際ピアノコンクールが開催される年は、コンクールもいったんお休み、参加者や音楽ファンも多数集まるみたいです、一度は訪れたい。
聖十字架教会への行き方・ミサに注意!
ワルシャワ中央駅からは、徒歩でも30分ほど。
注意点として!
私が訪れたのがちょうど日曜日で、朝9時ごろにはミサが行われていて観光はできませんでした。スケジュールは一応公式ページ?に書いてあるようですのでご参考までに。
周りの街並みがとてもきれいですので、散策していたら時間が経つのを忘れてしまうくらいでした。
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