【2025.3.27】ロン=ティボー国際コンクール ピアノ2025 予選3日目/結果

ピアノコンクール
この記事は約11分で読めます。
本サイトで紹介している商品等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

こんにちは。いりこです。

3月25日(火)から、フランス・パリでロン=ティボー国際コンクールが開催されます。

2025年は大コンクールイヤー!
こちらの記事でまとめた15のコンクールのうち7つが開催されます。そして10月には最高峰ショパン国際コンクールも控えます。

今月はすでにドイツ・ライプツィヒのバッハ国際コンクールを聴きましたが、早くも2つ目のコンクールです。

公式の情報が乏しく、分かるのは演奏順くらい、。、。
※2日目からは自由曲をアナウンスしてくれるようになりました!

自由選択は筆者がわかる範囲で記載しますので、お分かりの方はお知恵をお貸しいただけると嬉しいですm(_ _)m

3日目、注目の1人エリック・グオが、日本からは松田彩香さんが登場!

ブログと連携したXアカウントを開設しました!

記事の更新情報などを、よりタイムリーに発信

フォローで最新情報をゲット!👉 @iriko_music

ロン=ティボー国際コンクール 概要

【公式HP】(フランス語・英語)https://www.long-thibaud.org/en/
【公式YouTube】https://www.youtube.com/@fondationlong-thibaud43

1943年にピアニストのマルグリット・ロンとヴァイオリニストのジャック・ティボーによって創設され、世界中の若手音楽家にとって重要な登竜門となっています。ピアノ部門とヴァイオリン部門を抱えており、当初は3年ごとに同時開催だったようですが、開催頻度は2年ごとになったり、両部門が別年開催になったりしています。

優勝者には第1回フランソワをはじめ、チッコリーニ、ロジェ、ブーニン、入賞者にもアレクセーエフ、コラール、ラプラント、海老 彰子、エル=バシャ、シャマユとなかなか豪華なお名前が並んでいます。2019年には三浦謙司さん、2022年には亀井聖矢さんが優勝して話題になりました。

  • 概要
    開催地:パリ(フランス)
    開催間隔:2~4年に1度(前回:2022年、次回:2025年)
    歴史:第1回1943年
  • 主な優勝者・入賞者
    優勝者:サンソン・フランソワ(1943)、アルド・チッコリーニ(1949)、パスカル・ロジェ(1971)、スタニスラフ・ブーニン(1983)、三浦 謙司(2019)、亀井 聖矢(2022)

    入賞者:ドミトリー・アレクセーエフ(1969年第2位)、ジャン=フィリップ・コラール(1969年第5位)、アンドレ・ラプラント(1973年第3位)、海老 彰子(1975年第2位)、アブデル・ラーマン・エル=バシャ(1975年第6位)、ベルトラン・シャマユ(2001年第4位)

・・・

河合楽器がスポンサーで「Shigeru Kawai」が採用されています。ピアニストを引退していたプレトニョフが、このピアノをきっかけに6年ぶりに復帰した話が有名です。

あまり聴く機会がないのでいい機会だと思ったのですが、今のところ録音が悪くて楽しめない。。。

スケジュール

予選(32名):2025年3月25日(火)~ 3月27日(木)
3月25日(火)10:00(日本時間18:00)
3月26日(水)10:00(日本時間18:00)
3月27日(木)10:00(日本時間18:00)

セミファイナル(10名):2025年3月28日(金)

ファイナル(5名):2025年3月30日(日)

プログラム

予選(32名)

  • Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
    /ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
  • Fauré: Impromptu Op. 31 n° 2 in F minor
    or
    Prokofiev: Scherzo Op. 12 n° 10 in A minor
    /フォーレ:即興曲第2番 ヘ短調 Op.31
    または
    プロコフィエフ:スケルツォ イ短調 Op.12-10
  • A work of your choice (maximum 8 minutes)
    /自由選択曲1つ(最大8分)

ショパンのソナタ2番、第1楽章と4楽章のみ、というユニークな課題は、創設者の意思が引き継がれており、この大会の定番となっているようです。

3月27日(木)10:00(日本時間18:00)

CHOI Hyounglok (South Korea) セミファイナル進出
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
Prokofiev: Scherzo Op. 12 n° 10 in A minor
/プロコフィエフ:スケルツォ イ短調 Op.12-10
シマノフスキ :「マスク」より ドン・ファンのセレナード Op.34-3

YI Min Joo (USA)
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
Prokofiev: Scherzo Op. 12 n° 10 in A minor
/プロコフィエフ:スケルツォ イ短調 Op.12-10

音が当たっているときの音色とかは素敵でした。

WANG Ryan (Canada) セミファイナル進出
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
Fauré: Impromptu Op. 31 n° 2 in F minor
/フォーレ:即興曲第2番 ヘ短調 Op.31
バルトーク:3つの練習曲 Op.18

すごく超特急でした・・・

GUO Eric (Canada) セミファイナル進出
ドビュッシー:映像 第1集 第1曲「水の反映」
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
ベートーヴェン:バガテル(のどれか、、、)
Prokofiev: Scherzo Op. 12 n° 10 in A minor
/プロコフィエフ:スケルツォ イ短調 Op.12-10

話題のグオさん、今回初めて演奏を聴きます。
やはりレベルが高いですが、圧巻はやっぱりショパン!このピアノからこんな音が出るんだと驚くほど深い音色、ラオ・ハオさんは割と独特だったりするのですが、グオさんは奥行きがあるとても心に刺さってくる演奏でした。(自由曲はしっかり2曲、笑)

LEE Hyo (South Korea) セミファイナル進出
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
アムラン:パガニーニの主題による変奏曲 Op.26
Prokofiev: Scherzo Op. 12 n° 10 in A minor
/プロコフィエフ:スケルツォ イ短調 Op.12-10

グオさんの後に気の毒だなあ、と思っていたら彼もなかなかいい演奏。落ち着いたショパンに、超絶技巧のアムラン、プロコフィエフも安定していて、今大会トップクラスに安定していました。
それにしてもパガニーニはアムランまで使っていたとは。あの有名な24番の主題から始まり、途中ではカンパネラなど様々なエッセンスが詰め込まれていました。

3月27日(木)15:00(日本時間23:00)

KIM Saehyun (South Korea) セミファイナル進出
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
Fauré: Impromptu Op. 31 n° 2 in F minor
/フォーレ:即興曲第2番 ヘ短調 Op.31
ラヴェル:夜のガスパール より 第3曲「スカルボ」

SHEN Zu-An (Taiwan)
バッハ:前奏曲とフーガ 第8番 変ホ短調 BWV863(平均律クラヴィーア曲集 第1巻より)
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
Fauré: Impromptu Op. 31 n° 2 in F minor
/フォーレ:即興曲第2番 ヘ短調 Op.31

ショパン4楽章、途中で終わらせてまして、気の毒でした。たしかにこの曲は暗譜が飛んでしまったら起こりえますよね。。。

GUSACHENKO Galyna (Ukraine)
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
Fauré: Impromptu Op. 31 n° 2 in F minor
/フォーレ:即興曲第2番 ヘ短調 Op.31
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」 Op.53

MATSUDA Ayaka (Japan)
アルベニス:組曲「イベリア」第2巻 第3曲「トゥリアーナ」
Prokofiev: Scherzo Op. 12 n° 10 in A minor
/プロコフィエフ:スケルツォ イ短調 Op.12-10
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)

さて日本人も最後は松田さん。よく弾けていたと思いますが、ややプレーンに聞こえてしまいました。ピアノって難しい。。。いや、プロコとかも速めのテンポでよく捌いていたと思いますけども。
ショパンを最後に持ってくるのは、意外と初めてかな?これはいいアイデアでハッとさせられました。

KIM Dongju (South Korea)
Chopin: Sonata in B-flat minor n° 2 (1st and 4th movements without repeats)
/ショパン:ソナタ第2番 変ロ短調 (第1楽章および第4楽章、リピートなし)
ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
Prokofiev: Scherzo Op. 12 n° 10 in A minor
/プロコフィエフ:スケルツォ イ短調 Op.12-10

さていよいよ最後のピアニスト。スケールが大きくこちらもレベルが高い演奏でした。スケルツォ3番、プロコがよく似合ってました。

予選まとめ

3日間の予選、お疲れさまでしたm(_ _)m

コンクールの規模からも、より本格的なコンクールに向けた登竜門的な意味合いが強いのかなという印象。どうしても弾き急いでしまう方も少なくなかったです。

ただ、こんなに課題曲がガチガチなことも珍しく、同じ曲で聴き比べができるのは興味深いというか、勉強になります。

あとは録音の質、、、(日が経つにつれて改善された気がするけど気のせいかな??)せっかくシゲルカワイが聴ける機会ですからね、後のラウンドに期待です。

大注目のラオ・ハオエリック・グオはもちろん、1日目の島多 璃音神原 雅治さん、2日目の永康 毅さん、3日目のLEE Hyo松田 彩香KIM Dongjuさんあたりが印象に残っています。

結果発表は”数分後”、明日には間髪入れずにセミファイナルというスピード感です。

結果発表~予選~

セミファイナル進出者(10名)[演奏日]
KAMBARA Masaharu (Japan, 21歳) [3.25]
RAO Hao (China, 20歳) [3.26]
GUO Eric (Canada, 22歳) [3.27]
NAGAYASU Takeshi (Japan, 26歳) [3.26]
LEE Hyo (South Korea, 17歳) [3.27]
MA Tiankun (China, 17歳) [3.26]
KIM Saehyun (South Korea, 17歳) [3.27]
KURBET Andrey (Armenia, 22歳) [3.26]
WANG Ryan (Canada, 17歳) [3.27]
CHOI Hyounglok (South Korea, 31歳) [3.27]

ラオ・ハオエリック・グオさんは順当にセミファイナル進出!LEE Hyoさんもよかったですね!!

そして日本勢からは1日目の神原 雅治さん、2日目の永康 毅さんが進出!!!島多 璃音松田 彩香さんあたりも次には十分かなあと思ったのですが、残念でした。

参加者の年齢が初めて公開されていますが、10人中8人が22歳以下、しかも4人が10代と、まさに登竜門的な大会でした。ラオ・ハオ(20歳)エリック・グオ(22歳)もまだ若い。。。

セミファイナルは明日、1日をかけて行われ、ファイナルには5名まで絞られます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました