2025カウントダウン② ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート

雑談クラシック
https://www.wienerphilharmoniker.at/ja/newyearsconcert
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こんにちは。いりこです。

あっという間にクリスマスも終わり、一気に年末ムード。心なしか気温も下がってきたような気がしますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

12月30日、晦日、今年も残すところあと2日となりました。

今回は元日の風物詩、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーズコンサート2025についてご紹介します。日本時間で午後7時からEテレで放送されます!

本編の前に・・・1月1日(水)17:55~ クラシックTV:年末年始も!旅するクラシック in ウィーン ※再放送

ニューイヤーズコンサートに先立って、NHKクラシック番組「クラシックTV」から、9月に放送された音楽の都ウィーンについてのスペシャルが拡大版で再放送されます。

「元日のニューイヤーズコンサートが何倍も楽しくなる!」(公式サイトより)とのことですので!一緒に予習しておきましょう!!!

1月1日(水)19:00~ ウィーンフィル・ニューイヤーズコンサート2025の概要

「新年」×「クラシック」といえば!世界最高のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーズコンサート!ですね!!

筆者もここ2年で見始めたばかりですが、優雅で軽やかな曲が並ぶ、小難しいことを抜きにして新年を迎える喜びを共有できる瞬間です。

音楽の都ウィーンにある、最高峰ウィーンフィルの本拠地ウィーン楽友協会の大ホール、通称「黄金のホール」にて開催されます。

▼字面だけでも贅沢さが伝わりますが、写真はこんな感じ。
いつかここでコンサートを聴くことが筆者の夢の1つです!

https://www.musikverein.at/

2025年の指揮者 リッカルド・ムーディ

このニューイヤーズコンサート、1987年以降は毎年指揮者が変わり、過去にはヘルベルト・フォン・カラヤン小澤征爾の名前も。

直近3年はダニエル・バレンボイム(2022)、フランツ・ヴェルザー=メスト(2023)、クリスティアン・ティーレマン(2024)と続き、2025年はイタリア出身のリッカルド・ムーティが務めます。

1971年からウィーン・フィルと共演を重ね、これまでに500回以上の公演を行ってきました。このニューイヤーズコンサートには1993年に初めて登壇、今年は2021年振り7回目(現役指揮者として最多の記録だそう)。ウィーンフィルとのつながりも深い大巨匠です。

プログラムと注目ポイント

2025年は、ヨハン・シュトラウス2世の生誕200年!

ヨハン・シュトラウス2世といえば、生涯をウィンナ・ワルツに捧げた「ワルツ王」で、このコンサートの中核となる作曲家、そのアニバーサリーイヤーということで注目のコンサートとなります。

ヨハン・シュトラウス2世はもちろん、父のヨハン・シュトラウス1世、弟のヨーゼフにエドゥアルトなどのシュトラウス一家、さらには当コンサート史上初の女性作曲家ガイガーの曲が演奏予定とのことで、注目です。

さらにさらに、なんといってもお楽しみはアンコール!!!

ヨハン・シュトラウス2世『美しく青きドナウ』、それから最後にヨハン・シュトラウス1世『ラデツキー行進曲』では会場全員の手拍子で行進曲が進んでいきます。この一体感ときたら、これ以上ない新年の始まりとなること間違いなし!

プログラム

▼日本ヨハン・シュトラウス協会の若宮理事による各曲解説

Johann Strauß I. Freiheits-Marsch, op. 226
/ヨハン・シュトラウスI世:自由行進曲 op.226
Josef Strauß Dorfschwalben aus Österreich. Walzer, op. 164
/ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」 op.164
Johann Strauß II. Demolirer-Polka. Polka francaise, op. 269
/ヨハン・シュトラウスII世:ポルカ・フランセーズ「城壁撤去」 op.269
Johann Strauß II. Lagunen-Walzer, op. 411
/ヨハン・シュトラウスII世:入り江のワルツ op.411
Eduard Strauß Luftig und duftig. Polka schnell, op. 206
/エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「軽やかに、匂やかに」op.206

Johann Strauß II. Ouvertüre zur Operette “Der Zigeunerbaron”
/ヨハン・シュトラウスII世:オペレッタ《ジプシー男爵》序曲
Johann Strauß II. Accelerationen. Walzer, op. 234
/ヨハン・シュトラウスII世:ワルツ「加速度円舞曲」op.234
Josef Hellmesberger (Sohn) Fidele Brüder. Marsch aus der Operette “Das Veilchenmädchen”
//ヨーゼフ・ヘルメスベルガーII世:オペレッタ《すみれ娘》から「愉快な仲間の行進曲」
Constanze Geiger Ferdinandus-Walzer, op. 10 [Arr. W. Dörner]
/コンスタンツェ・ガイガー(W.デルナー編):フェルディナントのワルツ op.10
Johann Strauß II. Entweder – oder! Polka schnell, op. 403
/ヨハン・シュトラウスII世:ポルカ・シュネル「あれかこれか!」op.403
Josef Strauß Transactionen. Walzer, op. 184
/ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「トランスアクツィオネン」op.184
Johann Strauß II. Annen-Polka, op. 117
/ヨハン・シュトラウスII世:アンネン・ポルカ op.117
Johann Strauß II. Tritsch-Tratsch. Polka schnell, op. 214
/ヨハン・シュトラウスII世:「トリッチ・トラッチ・ポルカ」op.214
Johann Strauß II. Wein, Weib und Gesang. Walzer, op. 333
/ヨハン・シュトラウスII世:ワルツ「酒・女・歌」op.333

CD・DVD/日本での視聴方法

日本では、NHKが毎年このコンサートを生中継しています。2025年も午後7時からEテレでの放送が予定されています。また、NHK FMでも同時刻に放送される予定です。

▼2025年の公演のようすを収録したCD・DVD・Blu-Ray・LPも発売予定です。
CDは1月17日(国内版は19日)、デジタル版は早くも1月10日にはリリース予定とのことです!


▼筆者の数少ない推し指揮者:クリスティアン・ティーレマンが指揮した2024年版もおすすめです(知っている指揮者がそもそも少ないだけ)。


まとめ

2025年のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは、ヨハン・シュトラウス2世の生誕200周年を祝う特別なプログラムと、リッカルド・ムーティの熟練の指揮によって、例年以上に魅力的な内容となっています。新年の幕開けを彩るこのコンサートをぜひお楽しみください!

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