こんにちは。いりこです。
12月19日(月)アクロス福岡シンフォニーホールにて行われた、九大フィル×牛田智大の公演に行ってきました。
九大フィルハーモニーオーケストラ×牛田智大
九大(九州大学)フィルの定期公演ということですが、牛田君レベルのピアニストと共演できるなんてステキですね。
そして観客の私たちにとってもありがたい話です。
アマチュアオケのコンサートは初めて参加しましたが、全席自由席:1,000円!
この値段で牛田君の演奏が聴けるとはめちゃ贅沢です。
1週間前にこのコンサートのことを知りましたが、都合がついて参加できました。チケットとれてよかった。。。
仕事の関係でバタバタと会場に入り、帰りの時間もありバタバタと会場を後にしました。
平日だとこれが大変ですね。
また全席自由席のため、席探しに少し苦労しましたが、学生さんらしきスタッフにお手伝いいただけました。開演のどれくらい前から並んでらっしゃるのでしょうか?まあ座れたので万々歳です。
プログラム/チケット情報
▼九大フィル 公式HP
https://kyudaiphil.com/concert/
2022年12月19日(月) 18:30開演 アクロス福岡シンフォニーホール
プログラム
- シューマン:序曲「メッシーナの花嫁」 Op.100
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
- ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 Op.70
お目当ては、ラフマニノフの協奏曲3番。生で聴くのは初めてです。
牛田君がこんなバリバリの曲を弾くイメージが無かったのでより楽しみ。
チケット
全席自由:1,000円
シューマン:序曲「メッシーナの花嫁」 Op.100
へー、シューマンてピアノ曲以外も書いてるんだー
と思いながら聴いていました。なかなかかっこいい曲でした。
おそらく、専ら音楽だけをしているわけではないであろう学生さんオケですが、すごく上手だなあと思いました。親御さん方はさぞかし鼻が高かろうと想像します。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
ピアノ協奏曲といえばラフマニノフ。そしてこの3番は、ピアノ協奏曲界隈で一番ムズかしいと言われているとかいないとか。
緩徐楽章にあたる第2楽章ですら、ものすごい音数、、、あんな高速なワルツまで入れる必要があるのかと、何に追い詰められてるのか、、、
これほどまでの表面的装飾が、ラフマニノフの「孤独感」と表裏一体を成しているような気がして、大好きな曲です。
そして牛田君の登場。すごい華奢!大丈夫?この曲とやり合えるの???
という(要らぬ)心配が第一印象です。
この曲は静かに始まりますが、最初のモチーフから牛田君の音にうっとり。ピアニストの方々はどうやってあんな弱音を出しているのでしょう。。。毎回感動します。
牛田君の演奏は、もちろん技術的な困難は全く見せず、ラフマニノフ特有の情感にフォーカスが当たった、とても味わい深くエモーショナルな演奏でした。
カデンツァは小カデンツァ(?オリジナル?呼称わからん、)でした。
私はベルマンやヴォロドスなど、大カデンツァをバリバリなぎ倒していく録音を好んで聴いていましたが、カデンツァの選択も相まって、牛田君の演奏はスマートに処理していくエリートサラリーマンみたいな演奏でした。
とはいえ、難所でもテンポを落とさずさらりと弾きこなす牛田君ですが、両足で踏ん張りながら、ペダリングもタップダンスくらい激しく踏み込んでいました笑。ふつうに体力使いそうな曲だなあと、改めて思います。それにしてもすごい曲です。
アンコール曲
- シューマン:ピアノソナタ第1番 嬰ハ短調 Op.11 第2楽章
ラフマニノフ3番のあとにこんな曲弾かれた日にはね、惚れてまいます。余韻ーーー
ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 Op.70
ちょっと帰りの時間がどうかなーなんて思いつつ、せっかくなので若いエネルギーをいただこうと思いながら、ドヴォルザークまで聴いていました。初耳です。
ドヴォルザークといえば9番「新世界より」ですが、この7番はかなりお気に入りになりました。
ドイツ音楽とはまた違う響きで悲劇的、聴きどころもたくさんあり、3楽章の舞曲なんかはとても印象的でした。独特のリズムは表現が難しそう。。。よく練習されているんでしょうね。
さいごに
1,000円のチケットですっかりお腹いっぱいになりました。
学生オケはもちろん、ソリスト、指揮者も若い方々で、なんだかうらやましくなりました。
長々と書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
ところで、みなさんは、どうやってクラシックのコンサート情報を集めてらっしゃいますか?
自分で調べてみて、情報集めるのに一苦労でした。お知恵があればお教えいただきたいです!
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