【大改悪】マリオット・ボンヴォイ・アメックス 年会費8万円超へ!代替カードは?

お金のはなし
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SPGアメックス時代から長年旅行好きに愛されてきた「Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」に、大規模な改定が発表されました。

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おさらい:SPGアメックス→マリオット・ボンヴォイ・アメックスへ

かつては「SPGアメックス」として、旅行系No.1として名をはせていたクレジットカード。

2016年にマリオットがスターウッドホテル&リゾート(SPG)を買収、2022年から現在の「Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム・カード」とノーマルカードの2種類に変更されました。

項目 SPGアメックス(旧) Marriott Bonvoyアメックス プレミアム(新)
年会費(税込) 34,100円 49,500円
自動付帯エリート会員資格 ゴールドエリート ゴールドエリート
無料宿泊特典の条件 なし 年間150万円以上決済
無料宿泊特典の上限 50,000ポイント 50,000ポイント
+15,000ポイント合算可
ポイント付与 100円=3ポイント 100円=3ポイント

このようにみるとSPGアメックスが神がかっていました。

年会費34,100円さえ払えば、翌年50,000円相当の宿泊特典がもらえていました。

現行のマリオット・ボンヴォイ・アメックスの条件も厳しくなりましたが、それでも年会費49,500円+150万円決済で50,000円相当の宿泊特典(+決済分は還元率3%)と、まだまだ魅力のあるカードでした。

今回の改定(改悪)内容まとめ

改定項目 改定前 改定後(2025年10月~)
年会費(税込) 49,500円 82,500円
無料宿泊特典の獲得条件 年間150万円以上決済 年間400万円以上決済
無料宿泊特典の上限 50,000ポイント+
最大15,000ポイント合算可
75,000ポイント
最大15,000ポイント合算可
家族カード 1枚目無料
2枚目以降24,750円
1枚目無料
2枚目以降41,250円
自動付帯エリート資格 ゴールドエリート ゴールドエリート
プラチナエリート獲得条件 年間400万円決済 年間500万円決済
ポイント付与率 100円=3ポイント 100円=3ポイント
ポイント付与率
(公共料金・税金等)
200円=3ポイント(1.5%) 200円=1ポイント(0.5%)
ポイント付与率
(事業用決済)
200円=3ポイント(1.5%) 対象外

年会費:49,500円 → 82,500円…

  • 年会費:49,500円 → 82,500円(税込)
  • 無料宿泊特典:最大50,000ポイント→最大75,000ポイント
  • 適用時期:2025年11月以降の請求分から

年会費は1.6倍!!!SPGアメックスが3万円台だったことを考えるとものすごい高騰。ただし同時に無料宿泊特典の上限も引き上げられています。

無料宿泊特典の条件:年間150万円→400万円、、、

  • 必要決済額:年間150万円(最大50,000ポイント)→年間400万円(最大75,000ポイント)
  • 適用時期:2025年10月28日から(移行措置期間あり)

この改悪が痛いですね。
年会費は、昨今のインフレを考えるとまだ理解できますし、宿泊特典の上限も引き上げられていますが、年間400万決済の条件をクリアできないと、このカードの目玉である無料宿泊特典を受けられません。

移行特別措置として、2025年10月27日~2026年10月26日の間に更新+150万円決済で75,000ポイント特典が得られるものの、年会費82,500円の支払いは必要です。

その他の主な改定内容

  • プラチナエリート獲得条件:400万円 → 500万円(2026年以降)
  • 還元率(公共料金・ガソリン):1.5% → 0.5%
  • 還元率(事業用決済):3% → 0%(完全対象外)
  • (新設)ダイニング特典:最大年間10,000円キャッシュバック

ポイント加算率(3%)やマイル移行レート(1.25%)は維持されるものの、決済対象が大きく狭まった印象です。

ノーマルカードも地味に改定

「ノーマルカードに切り替えようかな」と考えている方も要注意です。

  • 年会費:23,100円 → 34,100円
  • 無料宿泊特典:35,000pt → 50,000pt(年250万円決済で獲得)
  • 自動付帯ステータス:シルバー → ゴールドエリート

マリオット系列ホテルでのポイント加算率が5%になるなど改善点もありますが、プレミアムからのダウングレードとしては“中途半端”に感じる方も多いでしょう。

それでも持ち続ける?それとも手放す?

マリオットブランドに強い愛着がある方にとっても、今回の改定はかなり厳しい現実だと思います。

年会費82,500円という金額は、もはやラグジュアリーカードクラス。それに見合ったベネフィットを享受できないと感じた時点で、継続の価値は薄れます。

今後の選択肢として

  • ノーマルカードへダウングレードする
  • 他社ホテル系カードへ乗り換える
  • 移行措置(年会費82,500円、150万円決済で最大75,000ポイント無料宿泊)まで様子見

筆者は今、「ヒルトンアメックス」も検討中

私自身、今後の選択肢としてヒルトン・オナーズ アメックスカードを検討しています。理由は以下の通りです。

  • 年会費16,500円(税込)と手頃
  • ヒルトン ゴールドエリートが自動付帯(朝食無料・アップグレード・レイトチェックアウト)
  • 年間150万円利用で週末無料宿泊特典も獲得可能

マリオットと比較するとマイル返還効率やグローバルな提携の厚さは劣るかもしれませんが、「快適な滞在をお得に楽しみたい」人にとっては、ヒルトンの方が即効性があると感じています。

まとめ:マリオットは“選ばれた人”のカードに

今回の改定により、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは「限られた人しか使いこなせないカード」へと変貌しました。

  • 年会費82,500円
  • 年間400万円以上決済→無料宿泊特典
  • 年間500万円以上決済→プラチナエリートステータス

こういった条件をクリア正当化できる方にとっては今後も魅力的かもしれませんが、多くの旅行好きにとっては、これを機に一度見直しを図るべきタイミングかもしれません。

しかも事業決済はポイント付与対象外

  • 日常使いで400万~500万円決済できる層
  • 特典やポイントではなくお金を払って宿泊してくれる層

により注力していこうというホテル側の意向を感じます。

他のホテルプログラムやカードと冷静に比較することが、今後の“お得な旅”への第一歩になるのではないでしょうか。一方で、ポイントやお得情報とは適切な距離感を保つことが大切ですね!

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