【ALL Accor+は元が取れる?】アコープラス年会費39,800円、分かれ目は「1泊19,900円」

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こんにちは。いりこです。

アコーの有料会員「ALL Accor+ エクスプローラー」の年会費は39,800円。旧アコープラスが2025年10月に組み替わったもので、いまはこれが日本から入れる最上位のプランです。

調べていて引っかかったのが、紹介記事のほとんどが足し算で説明していることでした。5万円の部屋が1泊無料になったから5万円の得、3割引で2,300円浮いたからその分の得、と積み上げていく数え方です。

でもそれは、もともと5万円の部屋に泊まる予定だった人の話。ふだん1万5,000円のホテルに泊まる人が浮かせたお金は、1万5,000円です。

元が取れるかどうかは、定価ではなく「自分が払うはずだった金額」で計算しないと出ません。

その物差しで公式の数字だけを並べると、分かれ目は1泊19,900円でした。

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ALL Accor+ エクスプローラーの中身

年会費は39,800円、または15,000 ALL Accor リワードポイント。特典はこの6つです。

  • 無料宿泊が年2泊(アジア太平洋と中東の1,400軒以上が対象)
  • 宿泊15%オフ(30以上のブランド・5,000軒以上、1予約2部屋まで)
  • ホテル内のレストランで料理30%オフ・ドリンク15%オフ(同席10名まで)
  • ALL Accor ゴールドと、毎年30ステータスナイトの付与
  • 会員限定セール「Red Hot Rooms」で最大50%オフ
  • 会員限定のイベントとパートナー特典

並べると豪華に見えますが、金額として効くのは上から3つだけです。順に計算していきます。

【本命】無料宿泊で回収するなら、1泊19,900円が分かれ目

無料宿泊は年2泊。39,800円を2で割ると、1泊あたり19,900円。ふだん泊まっているアコーのホテルがこの値段を超えていれば、無料宿泊だけで年会費を取り返せます。

ふだん泊まる1泊の値段無料宿泊2回で戻る額年会費39,800円との差
10,000円20,000円−19,800円
15,000円30,000円−9,800円
19,900円39,800円±0円
25,000円50,000円+10,200円
40,000円80,000円+40,200円

エコノミー帯とラグジュアリー帯では、この線の越えやすさがまるで違います。自分がいつも予約している金額を、上の表に当てはめてみてください。

ただし無料宿泊には条件がいくつか付きます。

  • 2連泊以上の予約が必須で、無料になるのはいちばん高い1泊(1泊だけの旅行では使えない)
  • グランドメルキュールなど長期滞在向けのブランドや、モルディブ・フィジーなどの離島は3連泊以上が条件
  • スタンダードルームの室料のみで、有料泊に朝食が付いていても無料泊には付かない
  • ブラックアウト日がある(日付の一覧は公開されておらず、予約画面で都度確認する形)
  • 公式サイトかアプリからの予約が条件で、予約サイト経由や団体レートには使えない
  • ブランドごと対象外のものがある(バンヤンツリー系、SLS、ホクストン、Hotel F1 など)

とくに1つめ。2連泊できないと権利そのものが使えません。年2回、同じホテルに2泊する旅行を組めるかどうかが、この会員費の実質的な入場条件です。

【下振れ】使い切れなかった年は、いくら損で終わるか

無料宿泊は繰り越せません。会員期間内に予約してチェックアウトまで済ませないと、そのまま消えます。

1泊25,000円のホテルに泊まる人で計算すると、こうなります。

その年に使えた回数戻った額年会費との差
2回50,000円+10,200円
1回25,000円−14,800円
0回0円−39,800円

2回使えれば1万円の黒字、1回に減っただけで1万5,000円近い赤字。得か損かが、旅行1回で裏返ります。

しかも年会費に返金はありません(電話勧誘での入会に10営業日のクーリングオフがあるだけで、オンライン入会には付きません)。自動更新は最初からオンになっていて、止めるには課金日の2営業日前までに手続きが要ります。

飲食30%オフだけで回収するなら、年13万3,000円分

39,800円を割引率0.3で割ると132,700円。飲食だけで元を取るには、対象のレストランで割引前の値段にして年間これだけ食べる必要があります。

ここで効いてくるのが、使える場所がホテルの中に限られることです。対象はアジア太平洋とUAE(アラブ首長国連邦)のアコー系ホテル・リゾートの中のレストランとバーです。街のカフェや外部の系列店では使えません。ホテルの中でも、フェアモント東京の一部レストランのように対象外の店があるので、行く前に公式の一覧で確認してください。

除外もはっきり決まっています。

  • ルームサービス・ミニバー・キッズメニュー・テイクアウトは対象外
  • 同席11〜20名は飲食合計10%オフに下がり、21名以上は割引なし
  • 1予約につき会員証1枚まで(重ねがけ不可)

そして日本にはブラックアウト日があります(以下は2026年の例。毎年公式で更新されます)。正月(1月1日〜3日)、ゴールデンウィーク(4月25日〜5月6日)、お盆(8月13日〜16日)、年末(12月20日〜31日)。地域ごとにも、東京・京都・大阪・名古屋の桜シーズン(3月28日〜4月5日)、札幌の雪まつり(2月4日〜11日)、佐賀のバルーンフェスタ(11月1日〜7日)が除外されています。

旅行に行きたくなる時期が、そのまま割引の使えない時期と重なっている、と読んでおくのが安全です。

宿泊15%オフだけで回収するなら、年26万5,000円分

39,800円を0.15で割ると265,300円。割引前の値段で年間これだけアコーに泊まって、やっと浮く額が年会費と同じになります。

割引の元になるのは、その日の非プロモーション公開料金。セール価格や他の割引に上乗せできるものではないので、15%オフは「おまけ」として数えておくのが実態に近いと筆者は見ています。

3つを並べると、単独で年会費を取り返せるのは無料宿泊だけ。残りの2つは足し込んで底上げする役、という位置づけになります。

年会費をポイントで払うと、かえって損をする

年会費は15,000ポイントでも払えます。現金を出さずに済むので得に見えるところですが、割り算するとそうでもありません。

39,800円 ÷ 15,000ポイント = 1ポイント 約2.65円。

一方、同じポイントを宿泊代に充てたときのレートは1,000ポイント=20ユーロで固定。15,000ポイントなら300ユーロです。

つまり39,800円 ÷ 300ユーロで、1ユーロ約133円が分かれ目。これより円安なら、ポイントは宿泊代に回したほうが多く使えます。2026年10月初めのユーロ円は178円前後なので、年会費は現金で払って、ポイントは宿泊に充てるほうが得です。

アコーのポイントは他社と違って価値が固定されているので、こういう比較がそのまま計算できます。仕組みのほうはこちらに書きました。

重いと感じたら、安いプランが2つある

有料会員はエクスプローラーだけではありません。公式のサブスクリプションページには、エクスプローラーと並んで、もっと安い2つ(ヴォイジャー・イビス)が出ています(ほかに南米向けのALL Signatureもあります)。

プラン年会費無料宿泊飲食30%オフ付くステータス
エクスプローラー39,800円年2泊ありゴールド+30泊
ヴォイジャー€179
(円換算で3万円台)
なしなしシルバー+20泊
イビス€99
(円換算で1万円台後半)
なしなしシルバー+10泊

15%オフは3つとも付きますが、イビスのプランで安くなるのはイビス系のホテルだけです。違いは無料宿泊と飲食割引の有無です。下2つは、公式ページの年会費がユーロでしか出ていません。

年2回の2連泊が組めそうにないなら、無料宿泊の付かない下2つを見るほうが筋が通ります。ただし下2つはステータスナイトを買っているのに近く、ポイントや割引で直接返ってくるお金は少ないので、「ゴールドやシルバーが要るか」という別の判断になります。

元が取れる人と、取れない人

ここまでの数字をまとめると、線はきれいに引けます。

元が取れる人

  • アジア太平洋のアコーに、年2回・2連泊以上の旅行予定がある
  • いつも予約している部屋が1泊19,900円を超える(プレミアム帯より上)
  • ホテルのレストランで食事をとる旅行スタイル

取れない人

  • 1泊だけの出張・旅行が中心(2連泊の条件で権利が死ぬ)
  • 泊まるのがエコノミー帯で、1泊19,900円に届かない
  • 行き先がヨーロッパ中心(無料宿泊と飲食割引はアジア太平洋と中東が対象)
  • 旅行の時期が正月・GW・お盆・年末に寄っている

【10月31日まで】新規入会で3,000ポイント(約10,500円相当)

2026年10月1日〜31日(日本時間では10月31日21時59分まで)に新しく入会すると、3,000リワードポイントがもらえます。ポイントが入るのはキャンペーン終了後30日以内です。対象は初めて入る人と、2026年10月1日までに会員期間が切れていた人で、いま会員の人の更新は対象外です。

3,000ポイントは宿泊代にすると60ユーロ分で、公式では10,500円相当とされています。キャンペーン中に入るなら年会費は実質29,300円ほどになり、無料宿泊2回の分かれ目は1泊14,650円ほどまで下がります。

キャンペーンの条件(公式)

会員になるなら公式予約、ならないなら予約サイトで比べる

無料宿泊と15%オフを使うときは、公式サイトかアプリからの予約が条件です。予約サイト経由の宿泊には、どちらの特典も付きません。

さらに、予約サイト経由の宿泊は、ALLの会員規約でポイントもステータスナイトも付かない扱いです。ゴールドの特典も公式予約が前提なので、会員になったら予約は公式サイトかアプリにまとめるのが基本です。

ALL Accor+ エクスプローラーの公式ページ

逆に、会員にならずに値段だけで選ぶなら話は別。同じホテル・同じ日程でも、出てくる価格は媒体ごとに違いますし、その順番は日によって入れ替わります。

タイミングによって媒体ごとに価格が変動するので、ぜひ複数サイトでチェック!

エクスペディアでホテルを予約するなら、いまはPayPay払いがお得です。2026年10月27日からエクスペディアでPayPayが使えるようになり、記念のPayPayクーポンで10月28日〜11月29日の予約は最大20%のPayPayポイントが付きます(ホテルのみ・上限2,000ポイント・使えるのは1人1回・ポイントは後日付与)。

支払いの前に、PayPayアプリでクーポンを取得しておいてください。クーポンの予算がなくなると、期間の途中でも終わることがあります。細かい条件はアプリのクーポンページで確認してください。このあとも11月30日〜1月10日、1月11日〜2月21日にクーポンが配られる予定です。

さいごに

39,800円という数字だけ見ると身構えますが、判断そのものは単純でした。年2回、アコーに2連泊する予定があるか。その部屋が1泊19,900円を超えるか。この2つだけです。

予定が立たないうちは、無料宿泊の権利が1回消えるだけで赤字に落ちます。旅程が決まってから入っても遅くありません。先に会員になって、使い道を後から探す順番だけは避けたいところです。

▼アコーのポイントの仕組みと、いちばん得な使い道はこちら

▼いまやっているアコーのキャンペーンは、こちらのまとめの「アコー」の欄に載せています(マリオット・ヒルトン・IHG・ハイアットも)

▼ポイントを貯め込まないほうがいい理由はこちら

よくある質問

ゴールドステータスはいつから使えますか

入会から24時間以内に30ステータスナイトが加算され、その時点でゴールドになります。ゴールドは会員期間が終わるまで続き、更新すれば毎年30泊が付きます。ただし退会したり会員資格が切れたりすると、この30泊分を除いてステータスが計算し直されます。

1泊だけの旅行でも無料宿泊は使えますか

使えません。2連泊以上の予約が条件で、そのうち高いほうの1泊が無料になる仕組みです。同じホテルに続けて泊まる場合、1回の滞在につき使えるのは1泊分までです。

無料宿泊に朝食は付きますか

無料になるのはスタンダードルームの室料だけです。有料で泊まる側に朝食が付いていても、無料の1泊には引き継がれません。

途中でやめたら返金されますか

返金されません。自動更新は最初からオンになっているので、続けない場合は課金日の2営業日前までに停止の手続きが要ります。

年会費をポイントで払うのは得ですか

損になります。15,000ポイントで払うと1ポイント約2.65円で使ったことになり、宿泊代に充てたときの1,000ポイント=20ユーロより低い評価です。分かれ目は1ユーロ約133円で、それより円安のあいだは現金で払うほうが有利です。

※条件・対象範囲・除外日などの最新情報は、必ず公式をご確認ください。

参考(一次情報)

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