こんにちは。いりこです。
トロント生活も3カ月を終えようとしています。
1月中旬から温かい日が続き、
この1カ月、0℃を下回らない日もちらほら、-10℃を下回る日はほどんどありません。
そんなぽかぽかした気候のなか、
本日2月13日、カナダは「パンケーキデイ」を迎えました。パンケーキを焼き、家族や友人と共に過ごすという、なんともほっこりした日です。
私の学校でも、パンケーキを焼いて配ってくれました。
この記事では、カナダのパンケーキデイの起源と、どんなことをして過ごすのかを紹介します。
パンケーキデイの起源
パンケーキデイは、宗教的な起源を持ちます。
パンケーキ・デイは、四旬節の初日である灰の水曜日の前日。ざんげの火曜日ともいう。キリスト教を国教とする国々の多くで認められ、ローマ・カトリックおよびプロテスタント各教派の聖公会、ルーテル教会、メソジストを含む。告白と赦し(ゆるし)、前年のエルサレム入城の日に用いた枝を燃やす儀式を行い、四旬節の節制を終える日、パンケーキその他のお菓子を食べる日とされる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4
ちょっとよく分かりませんが、ざっくり読み解いてみると、
「四旬節(Lent)」:復活祭(Easter, 日曜日)の46日前の水曜日(灰の水曜日, Ash Wednesday)から復活祭の前日(聖土曜日, Holy Saturday)までの期間、伝統的に食事の節制と祝宴の自粛が行われ、償いの業が奨励されている(楽しみとなる食事はとらない)。
「ざんげの火曜日(Shrove Tuesday)」:告解火曜日ともいうようで、次の日から始まる四旬節では簡素な食事のみで過ごすことになる。
ということで、「ざんげの火曜日」には、次の日から食べられなくなる牛乳、バター、卵を食べきってしまおう、この材料ならパンケーキが作れるぞ、ということで、「パンケーキを食べる日」として定着したとのこと。
カナダ、オーストラリア、イギリス、アイルランド、ニュージーランドなどの国では、この日が「パンケーキ・デイ」として知られるようになり、デザートとしてパンケーキを食べることが習慣になっているそうです。
パンケーキデイの過ごし方
主に「パンケーキを焼いて食べる」というだけなのですが、祝い方として例えば、、、
- パンケーキ朝食
この日に豪華なパンケーキ朝食、メープルシロップ、フレッシュフルーツ、クリーム、ナッツなど、様々なトッピングを用意して、家族みんなで楽しむところもあるみたいです。 - コミュニティイベント
学校や教会などでも、パンケーキ関連する活動が行われることがあります。
とりわけイギリスでは、告解火曜日が伝統として維持されており、パンケーキ・デイはテレビの子供番組でも毎年取り扱われるそうです。 - パンケーキレース
これもイギリスですが、パンケーキレースなるものが開催されるそうです。
この伝統は、その昔、パンケーキ作りに忙しすぎて教会の鐘が鳴るまで礼拝の時間を忘れていた主婦が、エプロン姿のまま家を飛び出し、焼いている途中のフライパンを持ったまま教会まで走った、という逸話からできたそうです笑。オテンバすぎる。。。
しかもこのレース、500年以上の歴史があるとのこと!
まとめ
パンケーキデイは、単に美味しい食事を楽しむ日以上の意味を持ち、家族や友人と共に楽しむことの喜びを再確認する日でもあります。欧米っぽくていい考え方ですね。
この日が持つ豊かな歴史と伝統を胸に、みなさんも来年らパンケーキデイにトライしてみてください。
2025年は3月4日の予定です。今のうちにカレンダーへの記入を!笑
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