こんにちは。いりこです。
トロント生活も気づけば半分を過ぎておりました。久々の留学ばなしの更新となります。
こちらの夏は、すでに30度に迫る日が続いたかと思えば、最近は20度前半で過ごしやすい日が続いています。冬が寒くて暗かった分、その反動で開放的な方々が街中に溢れています。公園でただ日光浴したり、ずいぶんと開放的な服装で歩いていたり、陽気なはしゃぎ方をしていたり、、、笑
そんな中、本日はトロントの一大イベント、プライドパレードを覗いてきました。
「プライド」とはどういう意味?
「プライド」とは、LGBTQ+コミュニティが自身のアイデンティティを誇りに思い、社会に対して自分たちの存在を主張する意味で使われるようです。この言葉は、差別や偏見に立ち向かい、自己受容とコミュニティの強化を目指す運動の中で生まれました。
▼多様性を意味する「レインボー柄」が印象的です
LGBT(2SLGBTQAI+)フレンドリーな街:トロント
トロントは、世界的にもLGBT(2SLGBTQAI+)フレンドリーな街として有名だそうです。そもそも多国籍な国なので、多様性を受け入れる土壌があるのだと思います。
2005年にカナダ全土で同性婚が合法化されたのに先駆け、トロントのあるオンタリオ州は、なんと2003年に合法化されています!
6月はプライド月間ということで、街中にレインボー柄の旗やデザインがあふれています(もう少し写真を撮っておくべきでした、、、)。カナディアンオアシス的コーヒーショップ「Tim Hortons」や、トロントの中心的産業の銀行、その他飲食店のパラソルなど。
プライドマンスということで、トロントでは街を歩いているとたくさんのプライドフラッグならびにプライドデザインのものを見かけることができます。こちらは各銀行です。 pic.twitter.com/CiDpQ0MTqN
— カナダ🇨🇦トロント現地情報|LifeToronto(ライフトロント) (@LifeTorontoJP) June 21, 2024
北米最大規模のプライドパレード
プライド月間最終日の今日、6/30(日)は、大規模なパレードで締めくくられました。このパレードは北米最大級の規模と言われています。
大通りを2つも封鎖し、1つはパレード、もう1つは歩行者天国で、さまざまな出店や出し物で盛り上がっています。
イメージとしては、山車みたいな大きい出し物を引きながら、参加者が踊り練り歩く、日本のお祭りのような感じでした。が、シンボルであるレインボー柄や、ドラッグクイーンのようなド派手な格好の人も多く、観客のボルテージも高い、いかにも”海外”って感じの雰囲気でした。
▲ちょっと遅れて行ったため、後ろの方からしか観られませんでした笑
▲大通りのIKEAもレインボー
▼パレードとは別に、もう一つ大きな通りが歩行者天国となり、企業や団体がブースを出して大盛り上がり。歩くのが難しいくらい、「トロントってこんなに人がいたんだ」と思うくらい
▼パレードではない方でも、大手銀行がパレードをしていました
▼帰り道、ふつうの観客もレインボー柄の洋服でお越しの方がたくさんいました
起源としては様々な社会的要因が絡み合うものだと思いますが、家族連れやストレートのカップル・友達連れも多く、「夏祭り」的にカジュアルなイベントのように感じました。
まとめ
もちろん、これを機に”多様性”について考えよう、という日であるべきかもしれません。
ですが、トロントの人たちはいい意味でこの異様さ・多様さに「慣れ」てしまっており、他人にいちいち目くじらを立てない、他人の目を気にしない、と、”多様性”をより日常に落とし込んでいるような印象を受けました。
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