留学のはなし 1-3.(前日譚)英語のはなし – 勉強方法1:基礎→実践

英語・カナダ留学のはなし
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※あくまで個人の体験をまとめています。
記事内の情報が最新でない場合や、
みなさまにとって最適解ではない場合がありますので、
あらかじめご了承ください。
ご質問・ご指摘は大歓迎です!!

こんにちは。いりこです。

大学卒業後、数年務めた仕事を退職し、
Co-opプログラムでカナダのトロントで生活し始めました。

初めての海外長期滞在で、
海外生活にも留学にも詳しいわけではありませんが、
少しでもみなさんの検討材料の足しになれば幸いです。

本記事では、留学の詳細の前段階として、
筆者がやっていた英語の勉強について振り返ってみます。

英語の勉強方法2選

留学前はある程度英語を勉強した方が、
最終的にコスパがいいのではないか、というお話を前回まで書いてきました。

その勉強方法について以下の2つ、

  • 私が実際に行っていた方法:体系的学習(基礎→実践)
  • 勉強中に出会った気になる方法:イマージョン/没入法

をご紹介します。

体系的学習(基礎→実践)

今回はこちら。
私が実際に行っていた方法です。
行っていたといっても、最初から計画を立てていたわけではなく、
情報を集めながら進んできたものを、後から(今)振り返って再構成したものです。

  1. (目標を立てる)
  2. 文法で土台を作る
  3. 単語力を広げる
  4. リスニングに慣れる
  5. スピーキングに慣れる

「1.が終わらないと2.に進めない」というものではなく、
同時に進めたり、途中で引き返したりながら進んでいきます。
あくまで大まかな道しるべとしてご参考ください。

・・・

ここまで言語化できたのは、AtuseigoのAtsuさんの影響です。

Atsuさんのアプローチは非常に学者チックというか論理的で、
好みは分かれると思いますが、私には心地よく響きました。

「より感覚的・音声的に習得したい!」
という方は、後日紹介するイマージョンというアプローチも選択肢に入ると思います。

1.(目標を立てる)

必須ではありませんが、目標があった方が情熱が保てます。
この際、長期目標短期目標に分けて考えることをおすすめします。

私の当初の目標は、

長期目標:海外旅行で困らない英語力を身に付けたい
短期目標:とりあえずTOEICで700点くらい取りたい

こんな感じでした。
TOEICは、
とりあえず締め切りがあった方がいいかな、ということと、
自分のレベルを数値化したい、ということで設定しました。

2.文法で土台を作る

「英語を勉強しよう」と思い立ったはいいけれど、
何から手を付けたらいいのか、、

そんな方には、まず「文法」を固めてしまうことをおすすめします。

理由は3つ、

  • 単語と比べて、終わりがあるので取り組みやすい
  • 暗記できずとも、理解するだけで一定の効果がある。
  • まずルールを体系的に把握することで、その後の学習効率が上がる

単語の勉強は一生涯続きます。
母国語でもそうですよね。知らない日本語は無限にでてきます。

それに比べて文法は、1冊をマスターすれば十分です。
覚えなければいけないルールの数は、単語の数より圧倒的に少ないです。
また、英語という世界全てに通用するルールですから、初めに覚えてしまうのが効率的です。

おすすめの文法書は、Atsuさんの記事に紹介されている下記2点です。
「キク英文法」コンパクト×やや簡素な解説をとるか、
「一億人の英文法」丁寧な解説×多めのボリュームをとるか、難しいところです。
私の場合は、受験勉強での貯金があると思ったので、前者を使っていました。

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3.単語力を広げる

語彙力の重要さは言うまでもなく、
どれだけ文法が完璧でも、発音が完璧でも、
知らない単語は自分の中から出てきませんし、聞き取れません。
つまりコミュニケーションが取れません。

淡々と記憶していく忍耐力もそれなりに必要ですが、
聞き取れる英語がだんだん増え、上達を感じられるポイントでもあります。

慣れてきたら、英和辞書ではなく、英英辞書を取り入れてみましょう。
英語を英語で理解する訓練になります。
おすすめの英英辞書は、Cambridge DictionaryまたはOxford Dictionaryです。
スマホアプリもあります。

市販の単語帳

まずは、自分に合いそうな単語帳を選びましょう。
おすすめは本屋さんに行ってみることですが、
時間がない人は、AtsuさんのWebサイトが参考になります。

私は、とりあえずTOEIC用の単語帳を買ってみましたが、
ビジネス単語ばかり、ということは全くなく、
基本的な単語が多く収録されています。

かつ、日本で大人気のTOEIC対策が合わせてできますので、
非常に効率は良かったと感じています。

▼TOEIC 500点レベルの私が使っていた単語帳
市販の単語帳はこれ1冊で、895点になりました。

自分専用の単語帳

一歩進んだ段階として、
知らない単語に出会ったら片っ端からメモすることがおすすめです。

手間がかかるしメンドクサイですが、
自分が覚えたい単語ばかりが載った単語帳が出来上がります。

私は原始的にExcelを使っています笑。
いいアプリがたくさんあると思いますが、
使い勝手を比べる・Excelからアプリに移行する、
などの作業がメンドクサかったという理由です。

スマホからも記入・閲覧ができるので、外出中のスキマ時間に勉強できます。
ただし、iPhoneのExcelアプリは、やや使いづらいです。。。

▼こんな感じ

No.単語/文章日本語区分出所ランダム
1It is what it isしょうがない語彙HAPA
2What’s done is done. It is what it is.もう終わったことだ。しょうがないよ。語彙HAPA
3Could you hold the line, please?少々お待ちください。電話
4“Who’s next?” asked Tom.倒置:直接話法文法文法書
5You wanna grab something to eat?とりあえず何か食べる?
(grabでとりあえず感が出る)
会話KER
6Part pf why SV is ~SVした理由の一つは、会話HAPA
  • 単語のみでなく、なるべく用例を単語の次に記録します。
  • 「日本語」を赤字で記入し、背景を赤色で塗りつぶせば、
    赤ペン×赤シートように答えだけ隠すこともできます笑。カーソルをセルに合わせると答えが見えます。
  • 「区分」は、「語彙/文法/電話フレーズ/会話でそのまま使えるフレーズ」とかで分けています。
  • 「出所」には、復習しやすいよう、どこで出会ったか(ポッドキャストやYouTubeチャンネルの名前)を記録します。
  • 「ランダム」は、「=RAND()」で乱数を入れ、フィルターで並び替えれば、順番を変えて復習できます。

4.リスニングに慣れる

文法・単語と、基礎が固まってきたら、あるいは同時並行で、
生きた英語を耳に入れること。これが大事です。

初めは聞き流しでも、英語のリズムに触れるには効果はあると思います。

徐々に、英語の字幕に注目したり、英語のトランスクリプトを丁寧に読んだりして、
分からない単語をExcel単語帳に放り込んでいきます。

注意点として!これは私が陥っているのですが、
文字を頼りにし過ぎないこと!

文字情報の処理スピードは上がりますが、
字幕なし、耳だけで処理することがどんどん億劫になります。。。。

おすすめの教材(基本無料)

  • HAPA英会話:ネイティブ同士の英会話×解説

    LA在住のセニサック淳さんが、
    英会話教室の教材として公開し始めたのが、このプラットフォーム。

    「淳さんのお話(日記みたいな)」「ネイティブ同士の会話×淳さんによる解説
    という構成で、
    ボリュームも多すぎずネイティブ同士の会話を聞けて
    かつ特定のトピック(SNSやAIなど)に関する言い回しも知ることができます。
    トランスクリプト(文字起こし)も無料で公開されています。

    聞き流し教材としても、丁寧に聞く教材としても使いやすく、
    勉強開始当初からが3年間聴き続けている唯一の教材です。

    SpotifyやWebで配信されている音声は、英語→日本語が交互に収録されています。
    慣れてくると、日本語音声を省きたくなってきますが、
    英語のみの音声ファイルも、課金すれば手に入るそうです。
    (やや広告や営業がうっとうしく感じることもありますが、無料なのでありがたく愛聴しています。)
  • Plain English:時事ネタ

    時事ネタを、比較的容易な英語で紹介してくれます。
    無料で手に入る音声は、ゆっくり読んだバージョンのみですが、
    初心者にはちょうどいい難易度だと感じます。
    トランスクリプトも無料で公開されています。

    こちらも課金をすると、自然な速度で読まれた音声ファイルを手に入れることができます。
  • TED Talks:上級者向け

    英語教材として有名ですが、かなり難しくないですか?
    私は最近ようやく楽しめるようになりました。

    題材がニッチで、ネイティブの人が内容そのものを楽しんでいるようなスピーチなので、ハードルが高いと感じるなら、後回しでいいと思います。
  • 海外ドラマ×英語字幕

    モチベーション的にはこれが一番でしょうか。
    興味があるものなら何でもいいと思いましが、
    おすすめとされているのは “Friends” という番組。

    アメリカ~って感じのおもしろドラマ。
    BTSのリーダーRMさんが「フレンズを観て英語を話せるようになった」と話すほど!
    日本国内ではHuluがおすすめです。

Hulu:
“Friends”を英語字幕で視聴できます。

Amazon Prime:
“Friends”を英語字幕を視聴できますが、購入/レンタルが必要で、追加費用が発生します。

NETFLIX:
“Friends”は配信されていません。日本の番組に英語字幕を付けられることも多いですし、話題作品もたくさん配信されていますので、トータルでおすすめ

U-NEXT:
“Friends”は配信されていますが、英語字幕が付けられません。英語学習には不向き。

5.スピーキングに慣れる

筆者にとっての最難関。。。
ここにどう取り組むかというところですが、

使えそうなフレーズを丸暗記して使ってみる

外国語は、母国語と違って自分の中にないから外国語なわけで、
知らない単語や言い回しは自然に思い浮かびません。

この事実に向き合わず、「とにかくアウトプットに慣れろ」の方針は、
変な癖がついてしますし、そのレベルで満足することになります。

上述した英語教材なんかで
「この表現、私が日本語でよく言っている」
「このトピックに興味があり、英語でも話してみたい」

というフレーズを丸暗記しましょう。

そして、とにかく聞こえた通り、英語っぽく発音してみましょう。
カタカナ読みは、上達への遠回りです。

余裕があれば、発音についても体系的に学習した方が効率的だと思います。
私は大学時代に少しだけ音韻論をかじりましたが、とても役立っています。
辞書に書いてある発音記号から音を想像できるようになります。

言いたいけど言えなかったことを次回に生かす

「今日は覚えたフレーズを使って会話するぞ~」
「話したいトピックで使えそうなフレーズを大量に暗記したぞ~」

と意気込んで臨んだオンライン英会話でも、
必ず英語に変換できない文章が出てきます。単語もしかり。

それこそ、自分にとって最高の教材です!
覚えているうちにすぐ調べましょう。
一度もやもやしているので、定着しやすいと感じます。

相手が日本語分かる方であれば、その場で教えてもらってもいいですし、
そうでなければ、家に帰って翻訳機を使いましょう。
DeepL」というAI翻訳機が、精度が高いと話題です。

そうやって、実際に使える語彙を増やしていきましょう。

場数を踏む

基礎や、勉強方法を確立できれば、実践あるのみです。

・言語交換アプリ/イベント
やはり、英語話者と友達・恋人など個人的なつながりができた方が楽しいです。

それに、毎回「初めまして」のいわば浅い会話を何人もとするより、
同じ人と何度も会話する方が、より多様な話題にまで行きつきます。
趣味の話、プライベートな家族や仕事の話、あとは悩み相談ができたり。

おすすめはHelloTalk
無料でも使えますが、有料にすると、近くに住む人を探せるなどの特典があります。
1対1でチャットができ、もし気が合えば直接会ったりなんかもできます。
私は日本にいるとき、これで何人か友達ができました。
これのいいところは、英語が流暢・日本語を勉強している方を探せるので、
相手が日本に興味があり話題に困らなかったり、日本語で助けてもらうこともできます。

あとはMeetupという、イベントを検索できるアプリがあり、
「言語交換 英語 日本語」「Language Exchange」などで検索してみると、
対面/オンラインイベントが見つかります。

・英会話教室/オンライン英会話
これは、英語を学ぶ場ではなく「英会話」の練習とするべきです。
値段はピンキリですが、お金もそれなりにかかります。
話したいトピック、使えそうなフレーズ丸暗記、などの準備をして使うと、
費用対効果も上がると思います。

私は、会社の研修プログラムで2カ月ほどしか使ったことがありません。
お金かかるなあ、というのと、上記の方法で友達ができ始めたからです。

ただし、友達はめったに間違いを指摘してくれません笑!
「英語を正してもらう」ということには、お金を払う価値が大いにあります