こんにちは。いりこです。
世界中のコンクールの中でも、ますます存在感を放つ浜松国際ピアノコンクールが、11月8日~25日に行われます。前回大会(2021年)はコロナ禍により中止になったため、6年ぶりの開催となります。
史上最多となる応募者638名(47ヵ国1地域)の中から、予備審査を通過し本選への切符を手にした94名が発表されました!
浜松国際ピアノコンクールとは
我らがニッポンで行われている国際コンクール。これまでご紹介してきたコンクールと比べると格段に歴史が浅いのですが、ブレハッチ、チョ・ソンジンと、ショパン国際コンクール覇者を輩出するなど、すでに優勝・入賞者たちの活躍が目覚ましい大注目のコンクールです。
恩田陸さんの小説「蜜蜂と遠雷」のモチーフにもなった大会であるほか、上位2名はショパン国際コンクール本大会へ直接駒を進めることができる(ビデオ審査・予備予選が免除される)ほど重要度の高いものでもあります。
- 概要
開催地:浜松市(静岡県)
開催間隔:3年に1度(前回:2018年(2021年中止)、次回:2024年11月)
歴史:第1回1991年
- 入賞者(2018年 第10回)
第1位:ジャン・チャクムル(20歳、トルコ)
第2位:牛田智大(19歳、日本)
第3位:イ・ヒョク(18歳、韓国)
第4位:今田 篤(28歳、日本)
第5位:務川 慧悟(25歳、日本)
第6位:安並 貴史(26歳、日本)
▼2018年大会のダイジェスト
過去の優勝者・入賞者は、今をときめくピアニストが名を連ねます。ブレハッチ・チョソンジン・ガジェヴなど、ショパンコンクールで活躍が記憶に新しく、特にブレハッチは筆者イチオシのピアニストです。
- 主な優勝者・入賞者
優勝者:アレクサンダー・ガヴリリュク(2000)、アレクセイ・ゴルラッチ(2006)、チョ・ソンジン(2009)、アレクサンダー・ガジェヴ(2015)
入賞者:上原 彩子(2000年第4位)、ラファウ・ブレハッチ/アレクサンダー・コブリン(2003年第2位)、牛田 智大(2018年第2位)
- 審査員(2018年 第10回)
小川 典子(審査委員長)、ポール・ヒューズ、ヤン・イラーチェク・フォン・アルニン、アレクサンダー・コブリン、ムーン・イクチュー、ロナン・オホラ、迫 昭嘉、エリソ・ヴィルサラーゼ、ウタ・ヴェヤント、ウー・イン、ディーナ・ヨッフェ
ビデオによる予備審査を通過した94名が発表
6月18日、予備審査を通過し本選に進む94名が発表されました。
出場者発表 2024.06.18
歴代最多となった応募者638名(47ヵ国1地域)の中から、厳しい予備審査を経て94名の出場承認者が決定しました。
出場者一覧はこちら
https://www.hipic.jp/news/%e5%87%ba%e5%a0%b4%e8%80%85%e7%99%ba%e8%a1%a8
アジアからの参加者が半数程度、日本からも24名が出場します。かなり大所帯ですね。
注目は、2021年リーズ国際で第2位(日本人最高位)に入賞した小林海都さん、2021年ショパン国際第6位入賞のJ・ジュン・リ・ブイさん、他にもコンクールでお名前を目にした方々もたくさんいらっしゃいます。
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