※あくまで個人の体験をまとめています。
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みなさまにとって最適解ではない場合がありますので、
あらかじめご了承ください。
ご質問・ご指摘は大歓迎です!!
こんにちは。いりこです。
大学卒業後、数年務めた仕事を退職し、
Co-opプログラムでカナダのトロントで生活し始めました。
初めての海外長期滞在で、
海外生活にも留学にも詳しいわけではありませんが、
少しでもみなさんの検討材料の足しになれば幸いです。
本記事では、留学の詳細の前段階として、
筆者がやっていた英語の勉強について振り返ってみます。
英語の勉強方法2選
留学前はある程度英語を勉強した方が、
最終的にコスパがいいのではないか、というお話を前回まで書いてきました。
その勉強方法について以下の2つ、
- 私が実際に行っていた方法:体系的学習(基礎→実践)
- 勉強中に出会った気になる方法:イマージョン/没入法
をご紹介します。
イマージョン/没入法
※今回は実際に筆者が試したアプローチではありません。
ただ、とても興味深いお話だったのでご紹介しています。
日本の英語学習は「インプット」重視で、「アウトプット」の練習が不足している
だから日本人は英語が話せない
みなさん、こんなご意見を耳にしたことありませんか?
私もそうだと思い込んでいました。
しかし、下記の動画で全く逆のことをお話しされていて衝撃を受けました。
つまり、
日本人に不足しているのは「インプット」である
日本の公教育で行われているのは「インプット」ではない とのこと。
筆者なりの解釈を交えて要約すると以下のとおり。
- 「とにかく”アウトプット”重視」という方針は実は誤り。
外国語は自分の中から湧き出るものではないため、“インプット”が最優先。 - ここでいう“インプット”とは、実際に使われている言葉を吸収するということ。
日本で”インプット”とされる文法・語彙といったことは、“インプット”ですらない。 - インプット方法:意味が分からなくても、実際に話されている言語に触れ続ける。
その際、既修得言語を媒介させない。
(例:英語のドラマを英語字幕/字幕なしで観る(日本語字幕を付けない)、英語のポッドキャストを聴く(日本語訳を観ない)) - 言語においては、例外やあいまいな用法がたくさん存在し、ネイティブでも説明困難。
(日本語の助詞(て/に/を/は)、英語の前置詞(to/for)や冠詞(a/the)など)
無理にルールに当てはめて理解しようとするのではなく、
大量の使用例に触れ、帰納的・感覚的に身に着けるしかない
・・・
いかがでしょう。
英語話者のみなさんが日本語で議論されていることも興味深いですが、
あんなに日本語に違和感のないマットさんがお話されているので説得力がありませんか?
細かい方法については決まったものはなく、
自分に目的にあったスタイルを見つける努力も大切なようです。
「字幕を付ける/付けない」「分からない単語を調べる/調べない」
は、マットさんとニックさんで逆のことをされていたのが印象的です。
そしてまたまた、結局はモチベーション!
この方法(イマージョン)は、長期的に取り組む必要があることは容易に想像できます。
ヒト(赤ちゃん)が言語を習得する過程を再現するようなものですからね。
4,000時間が目安とのこと。
娯楽をすべて英語に置き換えるなどの工夫で乗り切りましょう。
英語のドラマ×英語の字幕なんて「観ても分からない、だから観ない(やらない)」
のではなく「分からないからこそ観る」べきとのこと。
そもそも分からなくていい。1%でも得るものがあれば御の字。
こういう気楽な考え方は救いになります。
体系的学習に取り入れるのも効果的?
前回お話した体験的学習と相容れないアプローチかと言われると、
必ずしもそうではないと思います。
とくに、リスニング・スピーキングを鍛える段階では、
日本語を介さないで、使える英語を取り入れまくるというのは理にかなっています。
また、英和辞書ではなく英英辞書を取り入れるのもとても効果的です。
おすすめの英英辞書は、Cambridge DictionaryまたはOxford Dictionaryです。
スマホアプリもあります。
動画の補足:日本人の英語力は高い
英語に関しては、日本人は公教育で基礎的な英語力は身に付いています。
「いやいや、そんなことないよ勘弁してよ」
と思われたそこのあなた、ほんとにそうなんです!
これは芸人のパックンが言っていたのですが、
「私のお父さんは銀行で働いています」を英訳しろと言われたとき、
“My father” “work” “bank”という単語と順番(文法)は思い浮かべませんでしたか?
「いやいやそんな簡単なことくらいは」
と思われたそこのあなた、これってすごいことなんですよ!?
これがロシア語やアラビア語だったらどうでしょう。
手も足も出なくないですか?私は出ません。
このとおり、日本人のほとんどは英語の基礎が身に付いています。
だからこそ、生きた英語に触れまくる段階にいる、ということなんですね。
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