【2026.9.7~8】第18回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール ファイナル|グランド協奏曲(Day 11-12)/最終結果

2026年 第18回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール ファイナルのアイキャッチ ルービンシュタイン国際ピアノコンクール
この記事は約19分で読めます。
本サイトで紹介している商品等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

こんにちは。いりこです。

2026年のコンクールシーズンの幕開けとなった第18回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール。ドイツでの第1・第2ステージから約4か月、舞台をイスラエル・テルアビブに移して、いよいよファイナルです!6名の選曲と組分けは、ファイナル直前ガイドにまとめました。

いよいよ最後の2日間はグランド協奏曲!会場はイスラエル・フィルの本拠地チャールズ・ブロンフマン・オーディトリアムに移り、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:Yoel Levi)との共演です。

1日目:KORCHAGIN Stanislav、LYNOV Philipp、YUDIN Dmitry
2日目:KHANDOHI Uladzislau、FEDIURKO Roman、PARK Jinhyung

筆者の注目はYUDINさん、ゲザ・アンダ国際でも披露した超難曲「バルトーク2番」を演奏!それから推しのKORCHAGINさん含め、「プロコフィエフ2番」をなんと6名中3名が選択!!内側にエネルギーを濃縮するようなこの曲がこんなに選択されるのも珍しいですが、1楽章の半分を締めるカデンツァ(ピアノソロ)の聴き比べができる貴重な機会!!

ブログと連携したXアカウントを開設しました!

記事の更新情報などを、よりタイムリーに発信

フォローで最新情報をゲット!👉 @iriko_music

ルービンシュタイン国際ピアノコンクール|概要・ライブ配信・公式情報

【公式HP】https://arims.org.il/
【公式YouTube】https://www.youtube.com/@arthurrubinstein
※YouTubeライブで視聴可能

20世紀を代表する巨匠ピアニストアルトゥール・ルービンシュタインの名を冠し、1974年にテルアビブで始まったコンクール。第1回・第2回はルービンシュタイン本人が審査委員長を務めました。

コンクールの大きな特徴は、ファイナルで室内楽(ピアノ三重奏)・古典派協奏曲・グランド協奏曲の3種類を演奏すること。ソロの技巧だけでなく、アンサンブル能力・スタイルの幅広さが問われる、非常に総合力の問われる大会です。

  • 概要
    開催地:クロンベルク(ドイツ)/テルアビブ(イスラエル) ※2026年は二拠点開催
    開催間隔:3年に1度(前回:2026年。第1・第2ステージは4〜5月、ファイナルは9月/次回:未発表)
    歴史:第1回1974年
  • 主な優勝者・入賞者
    優勝者:エマニュエル・アックス(1974)、ゲルハルト・オピッツ(1977)、ジェフリー・ケーヘン(1983)、キリル・ゲルシュタイン(2001)、アレクサンダー・ガヴリリュク(2005)、ダニール・トリフォノフ(2011)、シモン・ネーリング(2017)、ファン・ペレス・フロリスタン(2021)、ケヴィン・チェン(2023)、ドミトリー・ユーディン(2026)

    入賞者:寺田悦子(1977年第3位)、イゴール・レヴィット(2005年第2位)、イリヤ・ラシュコフスキー(2011年第3位)、チョ・ソンジン(2014年第3位)、桑原 志織(2021年第2位)、黒木 雪音(2023年第3位)

    ショパンコンクールで活躍したトリフォノフ、ケヴィン・チェンをはじめ錚々たる面々を輩出!直近では桑原志織や黒木雪音など日本人ピアニストの活躍も光ります。
  • 審査員(2026年)
    アリエ・ヴァルディ(審査員長)/マルタ・アルゲリッチ/ダニエル・バレンボイム/イェフィム・ブロンフマン/海老 彰子/タイシール・エリアス/イアン・ファウンテン(1989年優勝)/パヴェル・ギリロフ/ヨヘヴェド・カプリンスキー/エラ・ミルク=シェリフ/ピョートル・パレチニ/シン・スジョン

    アルゲリッチにバレンボイム、ブロンフマンと、こちらもなかなかな豪華な面々!ショパンコンクールでお馴染みの海老さん、パレチニのお名前も。

    ※ファイナルの審査員:アナウンスによると、アルゲリッチは「第1・第2ステージの副委員長」でしたが、スケジュールの都合によりファイナルは不参加。パレチニは現地に来られずリモートで審査。バレンボイムとブロンフマンは紹介されませんでした。報道によると、バレンボイムは健康上の理由、ブロンフマンは先約による辞退だそうです。

スケジュール

第1ステージ(40名/ドイツ・クロンベルク):2026年4月28日(火)~ 5月1日(金)

第2ステージ(16名/ドイツ・クロンベルク):2026年5月2日(土)~ 5月4日(月)

ファイナル(6名/イスラエル・テルアビブ):2026年9月3日(木)~ 9月8日(火)
9月3日(木)20:00(日本時間 翌2:00)古典派協奏曲
9月4日(金)14:00(日本時間20:00)室内楽
9月5日(土)11:00(日本時間17:00)室内楽
9月5日(土)21:00(日本時間 翌3:00)古典派協奏曲
9月7日(月)20:00(日本時間 翌2:00)グランド協奏曲
9月8日(火)19:00(日本時間 翌1:00)グランド協奏曲

授賞式&優勝者コンサート(チャールズ・ブロンフマン・オーディトリアム):9月9日(水)19:00(日本時間 翌1:00)

第1・第2ステージから4か月空けてファイナルという、例年以上に長期にわたる構成。2拠点を移動しての開催ともあり、体力・集中力ともに問われる大会となります。

プログラム

公式:Rules & Repertoire/Finals Schedule

ファイナル(6名)

ファイナリストは、下記3カテゴリーから1曲ずつ演奏。

下記から1曲。
演奏は Saida Bar-Lev(Vn)と Hillel Zori(Vc)との共演。

  • Beethoven: Piano Trio in G Major, Op. 1 No. 2
    /ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2
  • Beethoven: Piano Trio in E-flat Major, Op. 38, After the Septet, Op. 20
    /ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38(七重奏曲 Op.20 編曲)
  • Beethoven: Piano Trio in B-flat Major, Op. 97 “Archduke”
    /ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97 「大公」
  • Brahms: Piano Trio No. 1 in B Major, Op. 8
    /ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8
  • Brahms: Piano Trio No. 2 in C Major, Op. 87
    /ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87
  • Dvořák: Piano Trio in E Minor, Op. 90 “Dumky”
    /ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90 「ドゥムキー」
  • Mendelssohn: Piano Trio No. 1 in D Minor, Op. 49
    /メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49
  • Ravel: Piano Trio in A Minor
    /ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
  • Schubert: Piano Trio in B-flat Major, Op. 99
    /シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 Op.99 D.898
  • Schubert: Piano Trio in E-flat Major, Op. 100
    /シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100 D.929
  • Rachmaninov: Piano Trio élégiaque No. 2 in D Minor, Op. 9 (1917 revision)
    /ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第2番(悲しみの三重奏曲) ニ短調 Op.9(1917年改訂版)
  • Tchaikovsky: Piano Trio in A Minor, Op. 50
    /チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50

下記から1曲。
演奏は イスラエル・カメラータ・エルサレム(指揮:Avner Biron)との共演。

  • Mozart: Concerto No. 20 in D Minor, K. 466
    /モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
  • Mozart: Concerto No. 22 in E-flat Major, K. 482
    /モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
  • Mozart: Concerto No. 23 in A Major, K. 488
    /モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
  • Mozart: Concerto No. 24 in C Minor, K. 491
    /モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
  • Mozart: Concerto No. 25 in C Major, K. 503
    /モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
  • Mozart: Concerto No. 27 in B-flat Major, K. 595
    /モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
  • Beethoven: Concerto No. 1 in C Major or No. 2 in B-flat Major
    /ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15 または 第2番 変ロ長調 Op.19
  • Hummel: Concerto No. 3 in B Minor, Op. 89 or No. 5 in A-flat Major, Op. 113
    /フンメル:ピアノ協奏曲第3番 ロ短調 Op.89 または 第5番 変イ長調 Op.113

C) Grand Concerto/グランド協奏曲

下記から1曲。
演奏は イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(IPO)(指揮:Yoel Levi)との共演。

  • Beethoven: Concerto No. 3 in C Minor, No. 4 in G Major or No. 5 in E-flat Major
    /ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37、第4番 ト長調 Op.58 または 第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
  • Chopin: Concerto No. 1 in E Minor or No. 2 in F Minor
    /ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 または 第2番 ヘ短調 Op.21
  • Schumann: Concerto in A Minor
    /シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
  • Liszt: Concerto No. 1 in E-flat Major or No. 2 in A Major
    /リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124 または 第2番 イ長調 S.125
  • Brahms: Concerto No. 1 in D Minor or No. 2 in B-flat Major
    /ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 または 第2番 変ロ長調 Op.83
  • Saint-Saëns: Concerto No. 2 in G Minor or No. 5 in F Major
    /サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22 または 第5番 ヘ長調 Op.103 「エジプト風」
  • Tchaikovsky: Concerto No. 1 in B-flat Minor
    /チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
  • Rachmaninov: Concerto No. 2 in C Minor or No. 3 in D Minor
    /ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 または 第3番 ニ短調 Op.30
  • Ravel: Concerto in G Major
    /ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
  • Bartók: Concerto No. 2 or No. 3
    /バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 Sz.95 または 第3番 Sz.119
  • Prokofiev: Concerto No. 2 in G Minor or No. 3 in C Major
    /プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.16 または 第3番 ハ長調 Op.26

9月7日(月)20:00(日本時間 翌2:00)

グランド協奏曲/チャールズ・ブロンフマン・オーディトリアム
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(IPO)(指揮:Yoel Levi)との共演

▼全体版(公式ライブ配信)
Finals: Grand Concerto | 18th Arthur Rubinstein Competition 2026 – Session 27

KORCHAGIN Stanislav (Born: 1993, Russia) ※第1ステージ ※第2ステージ ※ファイナル(古典派) ※ファイナル(室内楽)
Prokofiev: Concerto No. 2 in G Minor, Op. 16
/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.16
(アンコール)
アルベニス:コルドバ(「スペインの歌」Op.232 より)

単純にかっこよかったですね!「ロシアのなんとかおそロシア」よろしくコワモテで、いかにも貫録があり、ごりごり速弾きしそうな見た目ですが、今大会通して理知的に読み解いていく爽快感があるピアニストだなと感じました。

いろいろと印象的でしたが、ひとつはテンポ。基本は焦らすような、不気味なほどのっそりした運びで恐怖すら覚えました。ところが第2楽章や、第4楽章の冒頭とコーダ、いちばん難しいところでぐっと上げてくる。シンプルな緩急の付け方ですが、技術がないとできない。遅いのも速いのも、テンポを保つこと自体が難しいと思うのですがなんのその。
もうひとつが音色の幅でした。プロコフィエフらしい鋭い音、強烈な不協和音から、なめらかなレガート、静かな内省的な音まで。よくこれだけ引き出しがあるなと、非常に満腹感の高い演奏でした!

LYNOV Philipp (Born: 1999, Russia) ※第1ステージ ※第2ステージ ※ファイナル(古典派) ※ファイナル(室内楽)
Brahms: Piano Concerto No. 2 in B-flat Major, Op. 83
/ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
(アンコール)
リスト:6つのポーランドの歌 S.480 第5曲「私の喜び」

4楽章、約50分で、協奏曲としても異例の大きさ。演奏も基本的には良かったのですが、量も質も超重量級のこの曲を選んだにしては、ややいっぱいいっぱいというか、、、和音や付点などのリズムが甘くなるところも少なくなかった、という印象。

YUDIN Dmitry (Born: 2001, Russia) ※第1ステージ ※第2ステージ ※ファイナル(古典派) ※ファイナル(室内楽)
Bartók: Concerto No. 2, Sz. 95
/バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 Sz.95
(アンコール)
メトネル:おとぎ話 Op.51-1 ニ短調

難曲ひしめくピアノ協奏曲の中でも特に難しいことで知られていて、ピアニストのシフは「指が壊れる曲」と言ったとか。第1楽章は弦楽器が一度も鳴らず、管楽器と打楽器だけで、ピアノも打楽器のようにとにかく音の塊が飛んでくるインパクトがありながら、時折ジブリを彷彿とさせるオリエンタルでエモい風景が見えるのが、個人的に好きなポイントです。
そしてYUDINさん、第1楽章ちょっとアンサンブルがヒヤヒヤする箇所もあり、イメージよりテンポが揺れるなあと思いつつ、暴力的な音の塊からオリエンタルな静謐まで、さすがにうまくまとまっていました!

9月8日(火)19:00(日本時間 翌1:00)

グランド協奏曲/チャールズ・ブロンフマン・オーディトリアム
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(IPO)(指揮:Yoel Levi)との共演

▼全体版(公式ライブ配信)

KHANDOHI Uladzislau (Born: 2001, Belarus) ※第1ステージ ※第2ステージ ※ファイナル(室内楽) ※ファイナル(古典派)
Prokofiev: Concerto No. 2 in G Minor, Op. 16
/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.16(6:23~)
(アンコール)
スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5(41:13~)

昨日のKORCHAGINさんと同じプロコフィエフの2番。スリリングで、この曲には合っていていい演奏でした。ただ、その大前提になるメロディラインがぼやけ気味で、この曲を知らなかったら頭でメロディ補完できないだろうな、という感じ。アンサンブルも若干難しそうでしたが、4割くらいはオーケストラのほうにも原因がありそうな。。。昨日と同じ曲、同じオーケストラのはずなんですけどね。メンバーが違ったんでしょうか。

FEDIURKO Roman (Born: 2004, Ukraine) ※第1ステージ ※第2ステージ ※ファイナル(室内楽) ※ファイナル(古典派)
Rachmaninov: Concerto No. 3 in D Minor, Op. 30
/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30(46:14~)
(アンコール)
ホフマン:万華鏡(性格的小品集 Op.40 第4曲)(1:33:03~)

個人的には意外性のある選曲でした。イメージからさらに一段階スケールの大きな引き出しがあるのが驚きで、しかもよく弾き込んでいるんだろうなと感じる完成度。それにしても、ラフ3を弾いたあとどこに余力が残っているんだというホフマンの「万華鏡」がアンコール笑。第2ステージでも弾いていた曲。めちゃくちゃ速いうえに、まさに光の玉のような眩さでした。この方も全ステージ安定していた印象があるピアニストですね。

PARK Jinhyung (Born: 1996, South Korea) ※第1ステージ ※第2ステージ ※ファイナル(室内楽) ※ファイナル(古典派)
Prokofiev: Concerto No. 2 in G Minor, Op. 16
/プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.16(1:39:26~)

今大会3人目のプロコフィエフ2番。2日で3回並ぶという、なかなかない聴き方になりました。個人的には前二人の中間というか、よくいえば聴きやすいというか、全体にぼんやりしてたというか。終楽章はちょっと追いついてなかったかな。ちなみに、唯一アンコールを弾かなかったPARKさん!

ファイナルまとめ

5日間のファイナル、そして4か月越しの大会もとうとう終了、お疲れさまでした🙇

グランド協奏曲はプロコフィエフ2番が6名中3名、古典派はモーツァルトの短調(20番・24番)が3名、室内楽はラフマニノフの「悲しみの三重奏曲」が2名と、同じ曲の聴き比べが多いファイナルでした。

1日目:待ちに待った、4ヶ月越しのファイナル!配信環境には出鼻をくじかれましたが笑、一人目のKORCHAGINさんから華やかな幕開けで、YUDINさんも含めてボルテージが上がってきました。

2日目:後半3人は室内楽からスタート。筆者は「ピアノX重奏曲」系はあまり聴いてこなかったので、コンクールで新たな出会いが多い楽しみなポイントでもあります。曲がどれも素敵でしたし、それを表現していたピアニスト全員、そしてヴァイオリンとチェロの方々も素晴らしい演奏でした!

3日目:前半の室内楽、推しのKORCHAGINさんとYUDINさんでラフマニノフの聴き比べができたのが贅沢、チャイコフスキーとのつながりも垣間見れて胸熱展開でした。ラヴェルは弦楽四重奏もまた聴きたくなったなあ。。。
後半の古典派、3名ともとてもよい演奏でしたね。特にFEDIURKOさんの安定感が光っている印象。KHANDOHIさんのモーツァルトも良かったな。
古典派・室内楽が出揃いましたが、KORCHAGINさんとYUDINさんのインパクトや安定感に目が行きました。FEDIURKOさんも全ラウンドとおして安定していますね!

4日目:いよいよグランド協奏曲!推しのKORCHAGINさん、大本命YUDINさんともによかったですが、今日はKORCHAGINさんのプロコフィエフ2番が最初にして最大の盛り上がりだったかな!単純にかっこよかった。

5日目:2日で3回のプロコフィエフ2番という、なかなかない聴き比べの日。FEDIURKOさんのラフマニノフ3番からのアンコールで「万華鏡」、この印象で持っていかれました笑。

最終結果

最終順位
第1位:YUDIN Dmitry (Born: 2001, Russia)
第2位:KHANDOHI Uladzislau (Born: 2001, Belarus)
    PARK Jinhyung (Born: 1996, South Korea)
第3位:FEDIURKO Roman (Born: 2004, Ukraine)
ファイナリスト:KORCHAGIN Stanislav/LYNOV Philipp

賞金
第1位:金メダル+$40,000(約600万円)+キャリア支援基金$10,000
第2位:銀メダル+$20,000
第3位:銅メダル+$10,000

特別賞
・室内楽賞($6,000):YUDIN Dmitry
・イスラエル・フィル楽団員賞(グランド協奏曲の最優秀演奏、$3,000):YUDIN Dmitry
・聴衆賞($3,000):YUDIN Dmitry
・ジュニア審査員賞($3,000):YUDIN Dmitry
・地方4都市の聴衆賞:FEDIURKO Roman(2都市)、YUDIN Dmitry、LYNOV Philipp
(テルアビブから離れた地方の町でファイナルの中継を上映し、町ごとに「お気に入り」を選ぶ賞。選ばれたピアニストは後日その町に招かれて演奏するそうです)
・若手奨学金(22歳以下の優秀なピアニストへ):FEDIURKO Roman
・最優秀イスラエル人演奏者賞:FEINBERG Itamar

最終結果は以上のようになりました㊗️

結果発表の様子はこちら

ファン歴2年!笑ユーディンさんが見事優勝!グランド協奏曲はひやひやしないこともなかったですが、贔屓目無しにしても全ラウンド通して存在感のあったピアニストだったのは間違いないと思います。彼は2023年にもこのコンクールに出場されていましたので、3年越しの優勝となりました。

さらに第1位に加えて、室内楽賞・イスラエル・フィル楽団員賞・聴衆賞・ジュニア審査員賞と、特別賞も総なめ。審査員だけでなく、共演したオーケストラ、聴衆、若い音楽家たちみんなに選ばれての優勝です!筆者としてもうれしい限り。

第2位はハンドヒさんとパク・ジンヒョンさんの同時受賞。ハンドヒさんは上品な音色が持ち味で、チャイコフスキーの三重奏曲や、揺れ動くモーツァルトの24番で独特の魅力を見せてくれました。パクさんは第1ステージから安定感が際立っていて、柔らかい音色でどの曲もマイルドにまとめていました。

第3位はフェディウルコさん。全ステージを通して安定していて、ファイナルでは室内楽・古典派・ラフマニノフ3番と、ぐっと一段階仕上がった印象すら受けました、筆者もどんどんファンになっていきましたね。地方都市の聴衆賞と若手奨学金も受賞しています。

個人的には、コルチャギンさんに順位がつかなかったのが、、、残念。全ステージ通して重量級の選曲を理知的に捌いていたのは、今大会随一のバランス感だったと思うのですが。。。調べてみるとチャイコフスキーでも3位入賞しており、すでにキャリアもお持ちということも、入選者が若いことに鑑みると影響あるのかなと思ったり。どうにか日本でも聴ける日が来てほしい!!

それから、第2ステージで惜しくも落ちたHAJE Simon、NEBIERIDZE Sandro、LI Tianyou、KLYETSUN Maximoさんたちも、もっと聴いてみたかったピアニストたちです。

最後に、このコンクールのピアニストの来日情報です。優勝のユーディンさんは11月に初来日!筆者も聴きに行きます。フェディウルコさんも、第6回高松国際ピアノコンクール優勝の副賞公演で10月に来日します。

YUDIN Dmitry
11/7(土)15:00 横浜みなとみらいホール「第44回 横浜市招待国際ピアノ演奏会」(4人のピアニストによるリレー形式)
11/4(水)12:30 無料プレイベント(クイーンズスクエア横浜)
→コンサート情報はこちら

FEDIURKO Roman
10/18(日)14:00 サンポートホール高松:瀬戸フィルハーモニー交響楽団(指揮:大友直人)とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 →公式
10/21(水)19:00 カワイ表参道「パウゼ」:リサイタル(ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番、ラフマニノフ:楽興の時、ショパン:ピアノソナタ第3番 ほか) →公式

コメント

タイトルとURLをコピーしました