【2026.5.2】第18回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール 第2ステージ1日目(Day 5)

ピアノコンクール
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こんにちは。いりこです。

2025年の大コンクールイヤーが落ち着いたところ、いよいよ2026年のコンクールシーズンは第18回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールから幕を開けています!

4日間にわたる第1ステージを経て、今日からいよいよ第2ステージ

40名から16名に絞られたピアニストたちが、50〜60分のリサイタルでそれぞれの個性を発揮します。

第2ステージ1日目!今大会で新たに推しになったKLYETSUN Máximo、大注目のNEBIERIDZE SandroKORCHAGIN StanislavHAJE Simon、さらにLYNOV PhilippIGNATOV Hasanが登場する大忙しの初日!

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ルービンシュタイン国際ピアノコンクール|概要・ライブ配信・公式情報

【公式HP】https://arims.org.il/
【公式YouTube】https://www.youtube.com/@arthurrubinstein
※YouTubeライブで視聴可能

20世紀を代表する巨匠ピアニストアルトゥール・ルービンシュタインの名を冠し、1974年にテルアビブで始まったコンクール。第1回・第2回はルービンシュタイン本人が審査委員長を務めました。

コンクールの大きな特徴は、ファイナルで室内楽(ピアノ三重奏)・古典派協奏曲・グランド協奏曲の3種類を演奏すること。ソロの技巧だけでなく、アンサンブル能力・スタイルの幅広さが問われる、非常に総合力の問われる大会です。

  • 概要
    開催地:クロンベルク(ドイツ)/テルアビブ(イスラエル) ※2026年は二拠点開催
    開催間隔:3年に1度(前回:2023年3〜4月、次回:2026年。第1・第2ステージは4〜5月、ファイナルは9月)
    歴史:第1回1974年
  • 主な優勝者・入賞者
    優勝者:エマニュエル・アックス(1974)、ゲルハルト・オピッツ(1977)、ジェフリー・ケーヘン(1983)、キリル・ゲルシュタイン(2001)、アレクサンダー・ガヴリリュク(2005)、ダニール・トリフォノフ(2011)、シモン・ネーリング(2017)、ファン・ペレス・フロリスタン(2021)、ケヴィン・チェン(2023)

    入賞者:寺田悦子(1977年第3位)、イゴール・レヴィット(2005年第2位)、イリヤ・ラシュコフスキー(2011年第3位)、チョ・ソンジン(2014年第3位)、桑原 志織(2021年第2位)、黒木 雪音(2023年第3位)

    ショパンコンクールで活躍したトリフォノフケヴィン・チェンをはじめ錚々たる面々を輩出!直近では桑原志織黒木雪音など日本人ピアニストの活躍も光ります。
  • 審査員(2026年)
    アリエ・ヴァルディ(審査員長)/マルタ・アルゲリッチダニエル・バレンボイムイェフィム・ブロンフマン/海老 彰子/タイシール・エリアス/イアン・ファウンテン(1989年優勝)/パヴェル・ギリロフ/ヨヘヴェド・カプリンスキー/エラ・ミルク=シェリフ/ピョートル・パレチニ/シン・スジョン

    アルゲリッチバレンボイムブロンフマンと、こちらもなかなかな豪華な面々!ショパンコンクールでお馴染みの海老さんパレチニのお名前も。

スケジュール

第1ステージ(40名/ドイツ・クロンベルク):2026年4月28日(火)~ 5月1日(金)

第2ステージ(16名/ドイツ・クロンベルク):2026年5月2日(土)~ 5月4日(月)
5月2日(土)11:00(日本時間18:00)、15:00(日本時間22:00)、19:00(日本時間 翌2:00)
5月3日(日)11:00(日本時間18:00)、15:00(日本時間22:00)、19:00(日本時間 翌2:00)
5月4日(月)11:00(日本時間18:00)、15:00(日本時間22:00)

ファイナル(6名/イスラエル):2026年9月3日(木)~ 9月8日(火)

第1・第2ステージから4か月空けてファイナルという、例年以上に長期にわたる構成。2拠点を移動しての開催ともあり、体力・集中力ともに問われる大会となります。

レパートリー

公式:Rules & Repertoire

第2ステージ(16名)

Recital. Duration of performance: 50-60 minutes.
/リサイタル形式。演奏時間:50〜60分。

The Competitor may choose the repertoire and decide the playing order of the recital program in Stages I and II, but must include, either in Stage I and/or in Stage II, each of the following:
/第1ステージおよび第2ステージのリサイタル・プログラムにおいて、演奏曲目、また演奏順も自由に選択することができる。ただし、第1ステージおよび/または第2ステージのいずれかにおいて、以下の各項目を必ず含めること。(第1ステージと第2ステージを通算して、以下の条件を満たせばよい):

  • A CLASSICAL work/古典派の作品1曲
  • A ROMANTIC work/ロマン派の作品1曲
  • One mandatory piece to be chosen from a list of three pieces written by Jewish composers from the Holocaust period. The list will be disclosed by 15 January 2026. Duration of the pieces: 10 minutes.
    ホロコースト期のユダヤ系作曲家による課題曲1曲(事務局が示す3曲のリストから選択。演奏時間:約10分)

5月2日(土)11:00(日本時間18:00)

IGNATOV Hasan (Born: 2003, Bulgaria) ※第1ステージ
Leo Smit: Suite for Piano (1926)
/レオ・スミット:ピアノのための組曲(1926)
Beethoven: Sonata No. 23 in F Minor, Op. 57
/ベートーヴェン:ピアノソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
Chopin: Sonata No. 3 in B Minor, Op. 58
/ショパン:ピアノソナタ 第3番 ロ短調 Op.58

ショパンコンクールに引き続き、今大会も双子のHasanのみ通過となりました。Ibrahimの演奏も大きくレベルは違わないように聴こえましたけどね。さて3人目のスミットから、大きなソナタ2つ。細かいところは気になりましたが、大きくはいい流れで弾けていたように思います。特にスピード感がありました。

KORCHAGIN Stanislav (Born: 1993, Russia) ※第1ステージ
Castelnuovo-Tedesco: Le danze del Re David
/カステルヌオーヴォ=テデスコ:ダヴィデ王の踊り
Albéniz: Triana
/アルベニス:トリアーナ(「イベリア」第2集 より)
Beethoven: Sonata No. 29
/ベートーヴェン:ピアノソナタ 第29番 「ハンマークラヴィーア」 変ロ長調 Op.106

さて今大会で推しとなったピアニスト。1曲目はホロコースト期のユダヤ系作曲家から、旧約聖書を元にした20分近い組曲。ストーリー的でエネルギッシュな場面も多く引き込まれました。からの、当ブログでも度々取り上げている「イベリア」からなんとも情報量の多い「トリアーナ」、これを箸休め的に弾いちゃうのがすごい。からの、楽聖ベートーヴェン最大規模の「ハンマークラヴィーア」。それぞれ重量級ながら、古典〜近代まで曲風にフィットする引き出しの多さを感じます。特にあの上品かつ複雑に絡み合うベートーヴェンの処理なんかは鳥肌ものでした。すごい。
単純に鳴らした音数なら一番じゃないかというプログラム笑。3曲とも拍手が起こっていたのも納得の演奏。これは協奏曲もぜひ聴きたい!

5月2日(土)15:00(日本時間22:00)

NEBIERIDZE Sandro (Born: 2001, Georgia) ※第1ステージ
Beethoven: Sonata No. 15 in D Major, Op. 28
/ベートーヴェン:ピアノソナタ 第15番 ニ長調 Op.28 「田園」
Mendelssohn: Variations sérieuses in D Minor, Op. 54
/メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
Mendelssohn-Rachmaninov: Scherzo from “A Midsummer Night’s Dream”
/メンデルスゾーン-ラフマニノフ編:「真夏の夜の夢」 より スケルツォ
Rachmaninov: Variations on a Theme by Corelli, Op. 42
/ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42

”クラシック”って感じの本格的な曲がならんだプログラム。とはいえベートーヴェンの田園なんかは大らかさもあり、引き続き実力者だと感じます。

HAJE Simon (Born: 2005, Germany) ※第1ステージ
Ligeti: Etude No. 13 “L’Escalier du Diable”, Book II
/リゲティ:練習曲 第13番 「悪魔の階段」(第2巻)
Beethoven: Sonata No. 26 in E-flat Major, Op. 81a (“Les Adieux”)
/ベートーヴェン:ピアノソナタ 第26番 変ホ長調 Op.81a 「告別」
Ullmann: Sonata No. 7 (1944)
/ウルマン:ピアノソナタ 第7番(1944)
Schumann: Allegro in B Minor, Op. 8
/シューマン:アレグロ ロ短調 Op.8
Schubert: Fantasia in C Major, Op. 15, D. 760, “Wanderer Fantasy”
/シューベルト:幻想曲 「さすらい人」 ハ長調 D.760 Op.15

さてさて、今日はほんとに注目ピアニストが並びます!演奏順はウルマンとシューマンが逆かな。落ち着いたリゲティから、ドイツもの多め!さすらい人は大好きな曲なのでハードルが上がっていまして、序盤がやや不安だったかなと思う以外は、プログラム全体通してレベルが高くいい流れだったと思います。

5月2日(土)19:00(日本時間 翌2:00)

LYNOV Philipp (Born: 1999, Russia) ※第1ステージ
Ravel: Miroirs (3 selections)
/ラヴェル:「鏡」 より 悲しい鳥たち/洋上の小舟/道化師の朝の歌
Pavel Haas: Suite for Piano, Op. 13 (1939)
/パヴェル・ハース:ピアノのための組曲 Op.13(1939)
Prokofiev: Sonata No. 8 in B-flat Major, Op. 84
/プロコフィエフ:ピアノソナタ 第8番 変ロ長調 Op.84

今日はほんとうに大忙し!鏡の2曲目「悲しい鳥たち」から始まり、「道化師」までスムーズでした。

KLYETSUN Máximo (Born: 2006, Portugal) ※第1ステージ
Mozart: Sonata No. 9 in D Major, K. 311
/モーツァルト:ピアノソナタ 第9番 ニ長調 K.311
Chopin: 24 Preludes, Op. 28
/ショパン:24の前奏曲 Op.28
Ravel: Toccata from Le Tombeau de Couperin
/ラヴェル:「クープランの墓」 より トッカータ

第2ステージ1日目まとめ

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