こんにちは。いりこです。
小学生のときからクラシック厨で、友達がバンドやアイドルのCDを買っているのをよそに、お小遣いをはたいてクラシックのCDばかり買っていました。
2023.1.8 ポゴレリチ×読響のピアノ協奏曲2番を聴いて来たわけですが、
体験した衝撃が頭から離れません。。。十数年かけて耳になじんだ、一般的な解釈とはかけ離れた演奏に、やはり抗体反応が現れてきました。
ああ、とにかく今は王道の、いや、もっと甘々なラフマニノフを摂取したい!!!!
ということで、ストレス解消にピッタリの、初心者の方でも聴きやすい「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」の名盤をご紹介します。
曲の概要 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
そのうち加筆したいと思いますが、
なんといっても古今東西のピアノ協奏曲の中で一番有名といっても過言ではありません。
前作で記録的な大失敗をし、その後も不振、精神的に深く落ち込んでいたラフマニノフが大出世を果たした超名作です。
ラフマニノフ特有の超絶ロマンチック×超絶技巧が一度に楽しめます。
とにかく聴いてみてください笑。話はそれからです。
おすすめCD
この曲を初めて聴くという方にもおすすめできる、定番のCDを紹介します。
リヒテル×ヴィスロツキ(指揮)×ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(1959年録音)
言わずと知れた巨匠リヒテルの演奏。
甘々という基準を抜きにしても、間違いなく王道の演奏だと思います。
すべてにおいて完璧。テンポや強弱といった味付けセンスから、情感と論理のバランス感覚から、ちょっと録音が古いところまで、すべてが完璧です。
この難曲を技術的な問題を微塵も感じさせず、この曲のロマンティシズムに安心してどっぷりと浸ることができます。おすすめ!
Amazon – リヒテル/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ほかツィマーマン×小澤(指揮)×ボストン交響楽団(2000年録音)
こちらは甘々枠。
ツィマーマンのピアニズムが遺憾なく発揮されており、これこそ決定盤!
と言いたいところですが、どうも録音のバランスというか、ピアノが全面に出過ぎていて、この曲本来の良さはつぶれてしまっているかなという印象。
3楽章の大サビなんて、オケがメインなのにとても控えめです。。。
ただ、裏を返せば、ツィマーマンの超絶技巧、激甘ロマンティシズムを存分に楽しめます。
1楽章の入りから、どうしてこうも正解ばかり出せるのだろうと脱帽。
2楽章なんて、ほんとにどうしてこんな甘い音が出せるのかしら。好きになっちゃう。
3楽章冒頭の昇降するパッセージは、いきなり嵐に吹かれたような風圧を感じるほどの超絶技巧。
ピアノの音を一音たりとも漏らさず落とさず、しかもその1音1音すべてを至上の音色で奏でるもんだから、感動で口が開きっぱなしです。
Amazon – ツィマーマン/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ほか
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