こんにちは。いりこです。
当ブログにたびたび登場している、筆者の憧れ「王道」ピアニスト、ラファウ・ブレハッチ。これまでの公演感想、おすすめCD、最新ニュース、今後の来日情報まで、当ブログのブレハッチ関連記事をこの1ページに集約しました。
「ブレハッチってどんなピアニスト?」という方も、「次いつ来日するの?」という方も、このページをブックマークしておけば大丈夫。新しい情報が入り次第、随時更新していきます!
ラファウ・ブレハッチとは
1985年6月、ポーランド北部のナクウォ・ナド・ノテチョン生まれ。カタジナ・ポポヴァ=ズィドロンのもとで研鑽を積み、2005年、第15回ショパン国際ピアノコンクールで第1位を獲得しました。
しかもこのとき、「マズルカ賞」「ポロネーズ賞」「コンチェルト賞」「ソナタ賞」の4つの特別賞と聴衆賞まで総なめ。2000年のユンディ・リ、2010年のアヴデーエワ、2015年のチョ・ソンジン、2021年のブルース・リウでも、特別賞をすべて受賞した方はいません。歴代でも屈指の「完全優勝」です。
優勝の翌年・2006年5月には名門ドイツ・グラモフォンと専属契約(今年でちょうど20年!)。2014年には、卓越したピアニストにひっそり贈られることで有名なギルモア・アーティスト賞も受賞しています。さらに2016年から2017年にかけては演奏活動を休止し、トルンのコペルニクス大学で哲学の博士号を取得したという、演奏家としては異色の経歴の持ち主でもあります。
演奏は、ピカイチのテクニックに、要所で繰り出される力強さ、そして甘すぎない絶妙なロマンチシズム。背筋がピンと伸びたエレガントな弾き姿も含めて、筆者のなかではツィメルマンの次の世代の「王道」ピアニストです。
▼公式HP
https://blechacz.net/en/home
▼公式FB
https://www.facebook.com/rafalblechacz
生ブレハッチはここがすごい
筆者はこれまで2回、ブレハッチの実演に足を運んでいます。
初体験は2023年2月、ミューザ川崎。ショパンのポロネーズを軸に、ドビュッシー、モーツァルト、そして祖国ポーランドのシマノフスキという王道プログラム。エレガントな弾き姿と「英雄ポロネーズ」の圧巻の力強さに、一発でファンになりました。
2回目は2026年1月、所沢ミューズ。ベートーヴェン「月光」から始まり、シューベルトの4つの即興曲、後半はオールショパン。特にシューベルトは「改めて天才だなあ」と唸らされる仕上がりでした。羽毛のように柔らかい伴奏の中から、旋律だけが真っ先にくっきり飛んでくる、あの不思議な音。あれは実演でしか味わえません。
▼当ブログの公演レポート
最新ニュース:モーツァルト&ベートーヴェンの「ハ短調」協奏曲盤がリリース
2026年8月14日、ケント・ナガノ指揮ドレスデン・フィルとの共演で、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番とベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を収めた新譜がリリースされました。全曲「ハ短調」で貫かれた、渋くて痺れるコンセプトアルバム。詳しくはこちらの記事でどうぞ。
▼新譜の詳細はこちら
【新譜CD】ブレハッチ「モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 他」
おすすめCD:まずはこの3枚から
ブレハッチの録音はすべてドイツ・グラモフォンから。デビューからの約20年で、じっくり厳選された10枚がリリースされています。
- ショパン:前奏曲集(2007)
- ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン:ピアノソナタ集(2008)
- ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番(2009)
- ドビュッシー&シマノフスキ(2012)
- ショパン:ポロネーズ集(2013)
- バッハ:パルティータ第1番・第3番、イタリア協奏曲 他(2017)
- フォーレ、ドビュッシー、シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ集(キム・ボムソリと共演、2019)
- ショパン:ピアノ・ソナタ第2番・第3番 他(2023)
- ショパン:マズルカ集 第1巻(2025)
- モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 他(2026)
その中から、筆者のおすすめを3枚だけ選ぶならこちら。
①ショパン:ポロネーズ集(2013)
ブレハッチ入門はここから。「軍隊」「英雄」といった有名ポロネーズの力強さと気品のバランスが絶妙で、川崎公演の「英雄」の感動が蘇ります。ショパンコンクールで「ポロネーズ賞」を獲った男の面目躍如です。
②ショパン:ピアノ・ソナタ第2番・第3番 他(2023)
円熟期に入ったブレハッチの現在地。ソナタ第3番の風格はもちろん、併録の舟歌の美しさも必聴です(所沢公演の舟歌も映像作品を見ているような心地よさでした)。
【輸入盤】ピアノ・ソナタ第2番、第3番、舟歌、他 ラファウ・ブレハッチ [ ショパン (1810-1849) ]
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③ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン:ピアノソナタ集(2008)
「ショパン弾き」の枠に収まらないことを早くから示していた1枚。端正で気品ある古典派は、まさに今回の新譜(ハ短調協奏曲集)につながる原点です。
公演感想・来日情報
これまでの公演レポート
筆者がこれまでに聴いたブレハッチの公演の感想です。
今後の来日・公演予定
執筆時点で、次の来日公演はまだ発表されていません(直近の来日は2026年1〜2月のリサイタルツアーでした)。海外では、2027年1月10日にベルリンのフィルハーモニーで、ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を弾きます。新譜と同じ協奏曲です。
来日情報が出たら、当ブログの年間コンサートまとめといっしょに、このページも更新します。
▼今年・来年行きたいコンサートはこちらでまとめ更新中
【2026年】おすすめ・行きたいクラシックコンサートまとめ(随時更新)
【2027年】おすすめ・行きたいクラシックコンサートまとめ(随時更新)
あわせて読みたい
関連ピアニスト
ブレハッチが好きなら、きっとこのあたりのピアニストも気になるはず。
クリスチャン・ツィメルマン:同じポーランド出身のショパンコンクール覇者(1975年)。筆者が「王道」の系譜として勝手に並べている2人です。
【2025.11.29】クリスチャン・ツィメルマン(ツィマーマン) 公演感想 @所沢市民文化センター ミューズ アークホール
ショパンコンクール覇者つながり:2010年のアヴデーエワ、2015年のチョ・ソンジン、2021年のブルース・リウの公演感想もあります。聴き比べも楽しい!
【2025.6.3】ユリアンナ・アヴデーエワ 公演感想 @ミューザ川崎シンフォニーホール
【2026.5.16】チョ・ソンジン ピアノリサイタル感想 @北九州市立 響ホール
【2026.6.8】ブルース・リウ ピアノリサイタル感想 @すみだトリフォニーホール
ショパン国際ピアノコンクール
ブレハッチを生んだコンクールそのものに興味が湧いたら、当ブログの大会ごとの振り返りをどうぞ。2025年大会は全ステージを追いかけました。
- 【2025】第19回ショパン国際ピアノコンクール まとめ
- 2021年ショパンコンクールを振り返る~ブルース・リウ/反田恭平/ガルシア・ガルシア/小林愛実/クシュリク/アルメリーニ/ラオ・ハオ~
- 2015年ショパンコンクールを振り返る~チョ・ソンジン/アムラン/ケイト・リウ/エリック・ルー/(トニー)・ヤン/シシキン~
- 2010年ショパンコンクールに耽る~アヴデーエワ/ゲニューシャス/トリフォノフ/デュモン~
世界の国際ピアノコンクール
ショパンコンクールのほかにも、ピアノの国際コンクールは世界中にあります。主な大会と次の開催予定は、こちらの一覧にまとめています。
まとめ
完全優勝から20年、寄り道せずにじっくりと王道を歩み続けるラファウ・ブレハッチ。新譜も来日も、動きがあり次第このページに追記していきます。またぜひ覗きに来てください!



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